バリ島で最も美しい寺院と言われているのが…
「タマンアユン寺院」です。
今回は、そんなタマンアユン寺院を訪れた時の様子や、タマンアユン寺院への行き方をご紹介します♪
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タマンアユン寺院とは
タマンアユン寺院は、バリ島中南部にあるヒンズー教寺院。
バリ島で2番目に大きな寺院で、1634年に建てられました。現在は世界遺産にも登録されています。
・住所:Jalan Ayodya No.10, Mengwi, Kabupaten Badung
・営業時間:8:00~17:30
・入場料:20,000ルピア(約150円)
・所要時間:約30分
タマンアユン寺院の見どころ
それでは早速、タマンアユン寺院の中に入ってみましょう。
割れ門をくぐったところで
入場料を支払い中へ進むと
右手にトイレがありました。
その近くには屋根のある休憩スペースがあって、
上半身裸のおじさんたちの像がありました。
よく見ると、おじさん達は鶏を持っています。
実はここ、闘鶏場なのです。バリでは儀式の時に、闘鶏(鶏と鶏を戦わせる競技)を行うのだとか。
闘鶏場を見学したら、参道に戻ります。全体的に芝生が整えられていて、とても綺麗です。
この割れ門の先が、寺院の境内となります。
ちなみにバリでよく見るこの割れ門は、山をイメージした門で、邪気を進入させないものなのだとか。
邪悪な者がこの門を通ろうとすると、左右の門が閉じるのだそうです。
タマンアユン寺院の境内
割れ門を通ると
正面に、精霊の降臨する祭壇がありました。
その先には、本殿の門があります。
門の入口は固く閉ざされていました。
この先は、正装をしたバリ・ヒンドゥー教徒でないと入れません。
ただ、この寺院の良いところは、本殿を囲む塀が低いこと。
観光客は遊歩道に沿って、本殿の外側をぐるりと一周する形になっているのですが、塀が低い分、外からでも十分に本殿の様子が眺められるのです。
遊歩道を進むと、
バロン像の置かれた建物がありました。
バロンはバリに伝わる獅子の姿をした聖獣で、あらゆる災害を防ぐ力をもつ、と信じられています。
さらに先へ進みましょう。
よく見ると、彫刻がめちゃめちゃ細くて見事です…!
五重の塔を彷彿とさせるこちらの塔は「メル」と呼ばれる多重塔です。
ずらーっと並んだメルの姿は圧倒的!
バリ・ヒンドゥー教では奇数が神聖な数とされているため、メルは通常、5重の塔や7重の塔、11重の塔…など奇数層になっているんですが、
タマン・アユン寺院には、珍しい2層(偶数)のメルもあるんです。(ここには、デワ・バス・バダという動物の姿をした神様が祀られているそうです)
それにしても綺麗なところだな~。
なんでも「タマンアユン寺院」の「タマン」は「庭」、「アユン」は「美しい」という意味なのだとか。
ゆっくり写真を撮りつつ歩いて、20分ほどで先ほどの割れ門に戻ってきました。
お寺の敷地はそこまで広くないので、観光の所要時間は30分もあれば十分かと思います。
タマンアユン寺院の行き方
タマンアユン寺院は、バリ島の中部に位置しています。
クタからは車で約1時間、ウブドからなら約30分の距離にあります。
バス等の公共交通機関はないので、タマンアユン寺院へ行くなら、ツアーで行くか、車を貸し切って(カーチャーター)で行く必要があります。
タマンアユン寺院は、
以前紹介したジャティルイのライステラスと、クタのちょうど中間あたりに位置しているので、ジャティルイ観光のついでに行くのがおすすめです。
・住所:Jalan Penatahan-Wongayagede, Wongaya Gede, Penebel, Wongaya Gede, Penebel, Kabupaten Tabanan
・入場料:40,000ルピア(約300円)
またタマンアユン寺院から車を30~40分走らせれば、
夕日の絶景で有名なタナロット寺院にも行くことができます。
・住所:Beraban, Kediri, Tabanan Regency
・時間:9:00~19:00
・入場料:60,000ルピア(約500円)
チャーター車またはツアーで、ウブドやジャティルイ、タマンアユン寺院、タナロット寺院をまわるのがおすすめです。(安く行きたいなら、チャーター車が良いです)
※チャーター車の値段は、貸切る時間によって変わります。日本語ドライバーで、大体10時間6,000~7,000円ほどです。(料金は1台につきいくら…という形なので2人で割ると1人3,000円~3,500円ぐらい。3人以上で割ったり、短い時間にすれば、もっと安くなります)
最後に
タマンアユン寺院は、縁結びの効果があるパワースポットとも言われていて、現地の若者のデートスポットにもなっています。
とても雰囲気の良いお寺なので、ジャティルイのライステラスやタナロット寺院へ行くついでに、ぜひ訪れてみてください。
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