世界中の観光客を魅了するエンターテイメントの街「ラスベガス」。
カジノ好きはもちろん、そうでない人も楽しめるのが、この街のいいところです。
実際、ギャンブル嫌いな私も、ラスベガスには3回行きました。
無料のショーやエンターテイメントが充実しているから、カジノをしなくても十分楽しめるんですよね。
では、そんなラスベガスへ行くには、いつが一番安いのでしょうか?
1年間、旅行会社のラスベガスツアー料金と、個人手配(航空券と宿を自分で予約する場合)の料金を調査してみました。今回はその調査結果を発表します!
※調査の条件:旅行代金は出発月の前月上旬に検索した時点で、一番安かった金額を掲載しています。調査期間は2017年5月~2018年4月。グラフのデータはわかりやすいよう1月から並べています。
ラスベガス旅行の安い時期とは?
結論から言うと、4泊6日の格安ラスベガスツアーなら…
12月が安かったです。
ツアー代金(空港使用料や現地税、送迎費等を含めた合計金額)の平均額は、103,765円。
諸経費を含めて10万円を切る9~2月は、安い時期と言えるでしょう。
※上記の料金はツアー代金に諸税(空港使用料、現地税、送迎費等)を加えた合計支払い金額で、3社(JTB・HIS・エアトリ)の平均値を記載しています。
ラスベガス旅行に必要な日数
日本からラスベガスへの所要時間は、乗り継ぎの良い便で片道13時間ほど。
直行便はないので、ロサンゼルスやサンフランシスコ、シアトルなどを経由して行く必要があります。
ツアーの日数は、最低でも5日は確保したいところ。
今回はスタンダードな6日間の日程で、飛行機+ホテル+空港・ホテル間の送迎がついたツアーを検索しました。
その中でも最安のツアーとなると、こういう感じのツアーになりますね。
↓
ツアーの表示価格(旅行代金)は64,800円となっていましたが、ここに送迎代:往復20,000円、現地税:7,820円、国内空港使用料:2,610円が加わるので、合計支払い金額は95,230円でした。
上記ツアーのスケジュールはこんな感じ。
↓
・1日目 16:00~21:00 成田発 → 11:00~21:00 ラスベガス着
・2日目 終日:自由行動
・3日目 終日:自由行動
・4日目 終日:自由行動
・5日目 5:30~10:00 ラスベガス発
・6日目 13:00~17:00 成田着
夜に日本を出発すると、同じ日の朝にラスベガスに着きます。(途中で日付変更線を越えるから、時間が巻き戻っちゃうのです)
ちなみに安いツアーだと、航空会社の指定ができないため、上記のスケジュールのように、出発&到着時間の幅がかなり広くなっていたりします。
(この飛行機の時間がわからないと、旅行のプランが立てにくくて、ちょっと困るんですよね。安いから仕方ないけど)
ラスベガス観光のベストシーズン
ラスベガスは砂漠の中にある街なので、年間を通じて雨が少なく、晴天率が高いです。
旅行のベストシーズンは、春(3~5月頃)と秋(10~11月頃)。
せっかくなら、ラスベガスの東側に広がる絶景スポット(「グランドサークル」と呼ばれるエリア)まで足を延ばすのも良いでしょう。
グランドキャニオンや
アンテロープキャニオン
ホースシューベンドなど、大自然の絶景が広がっています。
グランドサークル周辺のベストシーズンは、4~10月頃。冬はオフシーズンとなります。
ラスベガスのツアー料金を見てみると、夏場が高く、秋冬が安いので、ベストシーズンも加味すると、9~10月頃に行くのが良いかもしれないですね!
絶景スポットも回りたいなら
今回検索した最安値のツアーはラスベガスのみのツアーとなるため、グランドキャニオンなどの絶景スポットも回りたいなら、それらも含まれたツアーに参加するか、別途オプショナルツアーに参加する必要があります。
オプショナルツアーの場合、ラスベガス発の日帰りグランドキャニオンツアーなら、だいたい1人1.8万円~。
グランドキャニオンにプラスして、アンテロープキャニオンやホースシューベンドも回る日帰りツアーなら3.3万円~。さらにセドナも回る1泊2日のツアーなら6万円~といった感じです。
> JTBでラスベガスのオプショナルツアーを探す
> 格安のラスベガス・オプショナルツアーを探す
「グランドキャニオンで朝日(夕日)が見たい」とか、「セドナ周辺でもっとゆっくりしたい」とか、「せっかくならヨセミテ国立公園やサンフランシスコ、ロサンゼルスなんかも周遊したい」といった希望がある場合は、オリジナルのツアーを組んでもらうといいでしょう。
パワースポットとして有名なセドナ
「旅さがし」というサイトを使えば、アメリカ旅行を専門にしている会社が、無料でオリジナルツアーのプランを立ててくれます。
地域を選択する画面で、アメリカ > アメリカと選択して、ざっくりした日程や予算、行きたい都市、連絡先などを入力すると後日、旅行のプラン&見積もりがメールでもらえます。
旅行のスケジュールも相談できるので、ラスベガス&グランドキャニオンに初めて行かれる方や、英語が苦手な方にもおすすめです。
→ 「旅さがし」はこちら
※旅さがしの詳しい使い方はこちら → 「海外旅行の計画が面倒なら、旅行プランの無料作成サイト「旅さがし」が便利」
ラスベガス行き航空券が安い時期はいつ?
次に、個人手配(航空券とホテルを自分で予約する場合)の料金を見てみましょう。
まずラスベガスへの往復航空券だけ見てみると、以下の料金となりました。
↓
最安料金の平均は、約7.8万円。
6~8月は9万円台と高め、9~12月は6万円台と安めでした。
※飛行機の価格は「スカイスキャナー」で検索しています。スカイスキャナーの使い方はこちら → 「スカイスキャナーの使い方。格安航空券はここに注意!!」
個人手配とツアーは、どっちが安い?
ツアーの条件と合わせるべく、上記の飛行機代にホテル代と、ホテルまでの移動費を加えると、以下の金額となりました。
※ツアーと同条件にするため、ホテル代は2名1室の1人あたりの料金で計算しています。ホテルはラスベガス中心部から近く、そこそこ綺麗なところを選んでます。空港 ⇔ ホテル間の移動費は、シャトルバスを利用するとして、1人あたり往復2,500円で計算しています。
こちらがツアー代金との比較グラフです。
↓
そんなに変わらないですね。
台湾やバリは、ツアーより個人手配の方が安いんですが、ラスベガスやハワイはあまり差がなかったです。
台湾旅行のツアー代金 vs 個人手配料金
↓
※詳細記事 → 「【台湾旅行はいつが安い?2018】台湾の安い時期を1年間検証したよ」
バリ旅行のツアー代金 vs 個人手配料金
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※詳細記事 → 「【バリ島旅行はいつが安い?2018】航空券と旅費の最安値を調査したよ」
ハワイ旅行のツアー代金 vs 個人手配料金
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※詳細記事 → 「ハワイ旅行が安い時期はいつ?航空券とツアー料金の最安値が判明!」
ラスベガスのホテルの料金
ラスベガスのホテルはハワイ同様、宿泊料金に加えて税金やサービス料がかかります。
たとえばこちらのホテルに4泊した場合、
4泊分の宿泊料に加えて、
税金(13.38%)と、1泊あたり36.28ドルのリゾート料金がかかります。
つまりトータルで支払う金額は、宿泊料:29,258円+税金・サービス料:20,292円 = 49,550円となるのです。
これは1室にかかる料金なので2人で割ると、1人あたり24,775円。ということは1人1泊6,200円ほどですね。
ハワイは安いホテルでも1人1泊8,000円ほどかかりますが、ラスベガスは6,000円台で泊まれます。
実はラスベガスって、意外とホテル代が安いんですよね。ホテル側はカジノでお金を儲けているので、ホテル代を安くできるみたいです。
※海外のホテルを予約する法は、こちらに詳しくまとめました。 → 「海外ホテルの予約はココに注意!予約方法とBooking.comの使い方」
※ツアーでラスベガスに行く方は、以下の説明が必要ないので、次の項目「何月何日出発のツアーが安いのか?」まで飛んでください。
個人手配の注意点
自分でホテルを予約する際に注意したいのは、時差です。
ラスベガスと日本の時差は-17時間。サマータイム実施時は-16時間になります。
※サマータイム実施期間:3月の第2日曜から、11月の第1日曜まで
例えば、日本が月曜の午前9時なら、ラスベガスは日曜の午後4時となります。
だから夜に日本を出て、次の日の午後ラスベガスに着いても、日付は昨日と同じままなのです。(日付変更線を越える旅って、この辺がちょっと混乱するんですよね。。)
なのでホテルにチェックインする日は、日本を出発した日と同じ日になります。
例えば、7月1日に日本を出て7月6日に帰国する4泊6日旅行の場合、7月1日チェックイン、7月5日チェックアウトで予約を取る必要があるのです。
何月何日出発のツアーが安いのか?
全く同じツアーでも、出発日によって料金は大きく変わってきます。では何月何日出発のツアーが、最も安いのでしょうか?
大手旅行会社HISの料金を1か月ごとに比較してみましょう。
※比較条件:調査日(=前月上旬)に、前述した希望条件で検索した結果、最安値だったツアーの料金を比較。調査日の時点で売り切れている日の金額は除外。
1月のツアー料金
まず1月は
水曜出発が安かったです。同じ平日でも、月曜と火曜出発は少し高めですね。
2月のツアー料金
2月は
第1週の平日が安かったです。3連休の前は、やはり値段が上がりますね~。
3月のツアー料金
3月は
4日(日)出発のツアーが最安値でした。
3月になると、値段がぐっと上がってきますね。
4月のツアー料金
4月は、
中旬の日曜出発が安かったです。
ゴールデンウィーク周辺になってくると、価格が一気に跳ね上がりますね。
5月のツアー料金
5月は、
中旬の水曜出発が安かったです。ゴールデンウィークはやはり高いですね。
6月のツアー料金
6月は、
2日(金)出発のツアーが最安値でした。中旬から後半にかけては、少し高めですね。
7月のツアー料金
7月は、
3日(月)出発が安かったです。
7月後半は夏休みに入るので、値段がかなり上がってきますね。
8月のツアー料金
8月は、
最終週の日・月・火曜出発が安かったです。
やはり夏休みだけあって、8月は全体的にツアー料金が高いですね。
9月のツアー料金
9月は
6日(水)出発のツアーが最安値でした。
9月に入ると、グッと値段が下がりますね~。
10月のツアー料金
10月は、
25日(水)出発のツアーが安かったです。なんか水曜出発のツアが、安い確率高いですね~。
11月のツアー料金
11月は
最終週の水・木曜出発が安かったです。
12月のツアー料金
12月は、
20日(水)出発がとても安かったです。
ツアーが一番安い日は?
今回、HISの最安値ツアーは
12月20日(水)出発の 51,800円(現地税や空港使用料、送迎代などを全て含んだ合計金額は76,450円)のツアーでした。
全体的には、9月~2月が安かったです。
まとめ
最後に要点をまとめると、次の通りです。
- 4泊6日でラスベガスに行く場合、格安ツアーの平均価格は約10万円。
- 6~8月が高く、9~2月が安い。
- ツアーの最安月は12月、個人手配の最安月は11月だった。
- 諸経費を含めて、8~9万円台のツアーなら、かなり安い。
- ラスベガスへの往復航空券の最安値は、平均7.8万円ほど。
- 日本からラスベガスまでの直行便はなく、乗り継ぎの良い便でも片道13時間ほどかかる。
- ラスベガスのベストシーズンは、春(3~5月頃)と秋(10~11月頃)。年間を通じて雨が少なく、晴れの日が多い。
- せっかくなら、グランドキャニオンやアンテロープキャニオンなど、ラスベガス周辺の絶景スポットも回ると良い。グランドキャニオン周辺のベストシーズンは、4~10月頃。
- ツアー料金とベストシーズンのバランスを考えると、秋(9~10月頃)に行くのが、コスパ良さそう。
- ラスベガスは、意外とホテル代が安い。自分でホテルを予約する際は、時差に注意。チェックインの日は、出発日したと同じ日になる。
以上、ラスベガス旅行の時期を選ぶとき、参考にして頂ければ幸いです。
なお、ラスベガスやグランドキャニオンのホテル、料金、旅のプランなど…いろいろ調べてベストな計画を立てるのが面倒なら、前述したサイトを利用すると楽です。 → 海外旅行プラン依頼サイト「タウンライフ旅さがし」
※旅さがしの詳しい使い方はこちら → 「海外旅行の計画が面倒なら、旅行プランの無料作成サイト「旅さがし」が便利」
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書いている人
りりー
予算99万円・約7カ月で世界一周した格安旅行情報ブロガー。
国内外の格安旅行情報や節約のコツをお届けしています。
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