「世界一物価が高い」とも噂されるスイス。確かにわたしも最初はビビりました、その物価の高さに!
でも工夫次第で、旅費を安くすることは可能です。今回は、スイスの物価とスイス旅行を安く抑えるコツについてご紹介します♪
スイスの物価って? ビックマック指数で比較!
突然ですが、「ビックマック指数(BMI)」をご存知ですか?
これは、世界中に展開しているマクドナルドのビッグマック1個当たりの価格を比較することで、世界の物価を比べてみようっていう指標です。
日本は現在、ビッグマック1個が390円。さて、スイスはいくらでしょう?
なんと、749円もします! 1個で749円て。日本の倍近くするじゃないですか。しかも単品でこの価格ですよ。セットで頼んだら1500円近くします。ひぇ~!
わたしがスイスに行ったときは、
ビッグマックのセット(Mサイズ)が、13スイスフラン(1500円弱)、
ロイヤルチーズバーガーのセット(Mサイズ)が、13.2スイスフラン(約1500円)でした。やっぱり高い…!
※スイスはヨーロッパにありますが、EUに加盟していないため、通貨はユーロではなく、独自通貨のスイスフランが使われています。1スイスフランは、110円前後です。
スイスの物価が高い理由とスイス人の給料
なぜスイスの物価はこんなにも高いのか?
…その理由は人件費の高さにあります。
スイスは初任給でも、だいたい50万近くもらえるそうなのです。なんとも羨ましい…。
そういえば前にスイス人の友達が言ってました。「スイスなら掃除のおばちゃんだって、年400万以上もらえる」と。マクドナルドの時給でさえ2000円の国、それがスイスなのです。
ちなみに、ほとんどのスイス人は年に2回長期休暇をとって海外旅行に行くそうです。羨ましすぎる労働環境ですね~。
スイス旅行で食費を抑えるには?
とはいえ旅行者の立場からすると、物価が高いのはやっぱり困っちゃいますよね。
スイスで外食しようとすると、普通に2,000~3,000円はかかってしまいます。(パスタ1皿で2,500円とかするので)
ちなみにこれは普通のレストランの値段で、もっと雰囲気の良いオシャレなレストランとなると、5,000~6,000円以上かかってしまいます(さらにチップも必要)。
こうなってくると貧乏旅行者は、レストランに入るのも躊躇しちゃいますよね。。
そんなスイスで食費を節約したいなら、ここ!
↓
スーパーです。
特に「MIGROS(ミグロ)」と「coop(コープ)」というスーパーは、スイスの2大スーパーマーケットだけあって、よく見かけます。
スーパーで売っている食品の値段
スーパーなら、
サンドイッチが3.9フラン(約440円)
2Lの水が0.95フラン(約110円)と格安です♪
こちらの長細いサンドイッチ(モッツァレラチーズ バゲット)は、5.95フラン(約670円)でした。
サンドイッチはだいたい、600円~850円くらいですね。
もっと安くしたいなら、チーズとトマトを買ってパンに挟みましょう。
小さいトマト3つ:1.15フラン(約130円)、チーズ:1.5スイスフラン(約170円)。
パンは安いもので1フラン(約110円)~。
あ、おにぎりが売ってました。1個3.8フラン(430円)。高っ!!
チーズや生ハム、チョコレート、
ワインなんかは安いです。
品揃えがすごい。
ちなみに海外のスーパーはベルトコンベア式のところが多いです。お客さんが買い物かごから商品を取り出し、ベルトコンベアに並べて、レジを待つシステム。
↑
こういう棒を置いて、前の人の商品と区切ります。
スーパーは駅の中にもあります。食費を抑えたい方はぜひ立ち寄ってみてください~。
スイスで宿泊費を安く抑えるには?
スイスは宿代も安くはありません。
特にチューリッヒは高い。安いホテルでも、1泊1~2万しちゃいます。ドミトリー(相部屋)でも1泊5,000円ぐらいしますからね。高すぎる…!
安く泊まりたいなら、チューリッヒ市内よりも、空港の近くや周辺地域を探した方がいいです。
ホテル比較サイト(Booking.com)で、少しでも安い宿を探しましょう。
(Booking.comの使い方&海外ホテルの注意点はこちら → 「「Booking.com」の使い方。海外ホテルの予約はココに注意!!」
ちなみに私も最初はチューリッヒに泊まろうとしてたのですが、ホテル代があまりにも高いので、チューリッヒからは少し離れた場所にあるマイエンフェルト(アルプスの少女ハイジの村)に泊まりました。
この宿はなかなか良かったです♪ (詳細 → 「スイス・マイエンフェルトのおすすめ宿。海外ホテルの重要ポイントは?」
交通費・観光費用を抑えるには?
交通費を抑えるには、鉄道パスの利用か事前予約がお得です。
インターネットで買える「スーパー・セイバー・チケット」を予約しておけば、列車の代金が最大半額になります。
予約の仕方はこちらにまとめました。
↓
「スイス列車旅の前に知っておきたい!スイス鉄道に割引価格で乗る方法」
観光は、街歩き中心ならお金かかりません。わたしが行ったところは全部無料スポットだったので、安くすみました。
今回訪れた場所の中で、おすすめトップ3はこちら。
3位:ライン滝
ヨーロッパ最大の滝である「ライン滝」。かなり迫力あります。眺めるだけなら無料。
→ 詳細記事:スイスのシャフハウゼンとライン滝、観光のポイント
2位:ベルン
スイスの首都ベルン。街並みがめちゃめちゃかわいいです…!!
→ 詳細記事:スイス・ベルン観光でぜひ注目したい!おすすめ観光ポイント7選
1位:マイエンフェルト
アルプスの少女ハイジの村「マイエンフェルト」。景色がとにかく美しいです。
→ 【マイエンフェルト観光】スイスにあるハイジの村が美しすぎた…!
今回はスケジュールに余裕がなくマッターホルンを見に行けなかったので、いつかまた訪れたいです。
スイスのWifi事情
ちなみにスイスは駅や空港にフリーWifiがあるんですが、電話番号でのSMS認証が必要となるため、旅行者には使いにくいです。
フリーWifiを提供しているレストランもありますが、地図を見たり、ネット検索をするたびにレストランに入っていたら高くついちゃいます。
なのでインターネットを使いたいなら海外Wifiをレンタルして行ったほうがいいです。
「グローバルWiFi」ってとこで借りれば、1日970円で使えます(一番安い3G 300MBプランの場合)。
このページから予約すると、もう少し安くなります。
↓
グローバルWiFi
Wifiを持ち歩けば、道に迷った時もすぐグーグルマップで検索できるし、トラブルがあっても翻訳アプリを使えるので安心です。
※グローバルWiFiのプラン:ちょっと地図を見たり、調べものをするぐらいなら一番安い「3G 300MBプラン」でOK。インスタをよく見る方、ネットの速度が遅いと嫌な方は「4G LTE 300MBプラン」、インスタに写真をガンガンアップしたり、Youtubeなどの動画を見たり、3人以上でシェアして使う方は、「4G LTE 600MBプラン」が良いでしょう。
※使い方:レンタルWifiを使う際、難しい設定はいりません。現地空港に着いたら電源を入れて、端末に書かれたパスワードをスマホに入力するだけで使えます。
最後に
実は日本人以上に、勤勉でまじめな倹約家と言われるスイス人。
どんなことでも国民投票で決めたり、国民全員分の核シェルターを用意していたり、自殺(死ぬ権利)を認めていたり…と、日本では考えられないことが常識となっている国でもあります。
物価は高いですが、治安が良く、景色も素晴らしい国なので、旅をする分にはすごく快適です。
ぜひ一度訪れてみて下さい♪
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