夏になると、上野にある不忍池(しのばずのいけ)では、たくさんの蓮(ハス)が大きな花を咲かせます。
…しかし!この蓮の花、
このように綺麗な花が開くのは、たった3日のみ。
しかも午前中だけなのです!
……とはいえ花の数はたーくさんあるので、だいたい見頃の時期に行けば、開いている花は見られるでしょう。
ちなみに、見頃の時期は7月中旬から8月中旬までと比較的長め。
というわけで今回は、詳しい見頃の時期と、おすすめ撮影スポット、花が綺麗に見える時間帯など、不忍池の蓮を見に行く前に知っておきたい情報を写真たっぷりでお届けします!
不忍池の蓮の見頃
蓮の花の見頃は毎年7月中旬~8月中旬です。
開花のピークは、7月下旬~8月上旬頃。
最新の開花状況は、Twitterを見るとわかります。
蓮の花が咲く時間帯
蓮の花が開くのは早朝。
見頃の時間帯は、7:00~9:00頃と言われています。
以前、夏の午後に不忍池に行ったことがあるのですが、
花の多くは、つぼみの状態でした。
蓮の花が咲くのは、午前中の短い時間だけなんですね~。
9時頃に行くと、咲いている花がたくさん見られました。
蓮の花が咲くのは3日だけ
蓮の花の命は、約4日間と言われています。
そのうち花が綺麗に開くのは、3日程しかありません。
別名「三日花」とも言われます。
開花初日は少しだけ花が開き、またつぼみの状態にもどります。
2日目と3日目は朝、満開になった後、
少しずつ閉じていき、またつぼみの状態にもどります。
4日目は朝に花開いた後、
昼過ぎには散ってしまうのです。
なんと、はかない命でしょうか…。
でも3日しか持たない花なのに、見頃は7月中旬~8月上旬とけっこう長いですよね。
これは不忍池の土地が広い&花の数がめちゃめちゃ多いので、あっちが散っても、こっちは見頃…ってことなのでしょう。
ちなみに、不忍池は一周すると約2km、面積は約11万平方メートルの大きな天然池です。
不忍池の全体の様子はこんな感じ。
↓
不忍池のアクセス&おすすめ撮影スポット
「不忍池」のアクセスは上野駅から徒歩5分。
京成線の上野駅と接続する上野公園の南側にあります。
ちょうどこの辺りに、池の上にできた「蓮観察ゾーン」があり、蓮を近くからじっくりと観察できます。
ここは蓮との距離が近いので、写真撮影にもおすすめです。
ちなみに、不忍池に行くなら午前中の早い時間(できれば早朝)がベストです。
遅くなってくると、日差しも出てきて暑いので。(わたしはひとり汗だくになって、鑑賞してました)
晴れている時は日陰がないので、日傘か帽子の持参がオススメです。
「蓮観察ゾーン」の近くにも自動販売機があるので、こまめな水分補給で、熱中症対策をしてくださいね!
なお、雨の場合は雨宿りする場所がほとんどないので、折り畳み傘もあるといいでしょう。
(蓮観察ゾーンの道は濡れると滑りやすいので、雨の日は滑りにくい靴で行きましょう)
蓮の花は、意外とデカい
蓮を間近で観察すると、その大きさに驚かされます。
片手に乗るくらいの、かわいいサイズかと思いきや、
完全に両手サイズです。
親指と人差し指を広げた長さが、縦の長さですからね。
想像してたのより全然デカいです。
蓮はインド原産のハス科、多年生水生植物。
ヒンズー教や仏教では「聖なる花」として大切にされています。
日本でも、仏像がよく蓮の花の上に座っていますよね。
泥水の中から美しい大輪の花を咲かせる蓮の花は、仏教では「悟り」の象徴とされているそうです。
極楽浄土には、蓮の花が咲き乱れているのだとか。
さながら、こんな光景でしょうか。
まさかこんな都会に天国があったとは…。
不忍池は、昔から蓮の名所として有名で、江戸時代には浮世絵にも描かれていたそうです。
蓮の背景に見えているお堂は、不忍池の中央に位置する「弁天堂」。
四方からお参りできるように八角形になっており、金運UPのパワースポットとも言われています。
ちなみに弁天堂の御本尊は、音楽と芸能の守り神として知られる弁財天。
この弁財天、実はヒンズー教のサラスヴァティーという神様から来ているんですよ。
※ヒンズー教の神様については、こちらで解説しています。 → 「3分でわかる!ヒンズー教(インド)の神様のわかりやす~い解説」
蓮の花に関するうんちく
蓮の根といえばレンコンですが、実はこれ、根ではなく茎が膨らんだものなんです。
中央の花托(黄色い部分)も食べられるんだとか。
花が散った後、花托はどんどん大きくなります。
中にたくさん実が入っていますね。
東南アジアでは、これを生で食べるそうです。とても栄養価が高いのだとか。
蓮の花言葉は、清らかな心・神聖・雄弁・離れゆく愛・休養
「清らかな心」という花言葉は、泥水の中から綺麗な花を咲かせることを意味しているそうです。
最後に
このあたりは昔、池ではなく海の入江でした。
その後、海岸線の後退とともに取り残されて、池になったのです。
「不忍池」は、鵜の池、蓮池、ボート池、と3つの池に分かれています。
蓮池とボート池の間では、ボートもレンタルできます。
不忍池には、
鯉や
亀がたくさん生息していました。
コイ ミーツ カメ♪ (ボーイミーツガール♪のリズムに乗せて)
上野は、美術館や博物館、動物園、アメ横…など見どころも豊富です。
蓮を見た帰りに、ぜひそちらの方へも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
< 上野不忍池の蓮 観光情報 >
- 住所:東京都台東区上野公園5−20
- アクセス:JR上野駅・不忍口から徒歩5分
- 休業日:なし
- 料金:無料
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りりー
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コメント
大学時代に琵琶湖行ったらレンコン畑??があってたくさん咲いてた 白い花だったような 種類が違うのかな
by ミニリュウ 2017/08/12
> ミニリュウ さん
琵琶湖にレンコン畑があるのですか!
少し調べてみたら、確かに蓮の花が咲いていたみたいですね。でも去年、絶滅してしまったそうです…ショック(;゚□゚)
蓮の花にはいろんな種類があるみたいですね^^
by りりー 2017/08/12