10日間おしゃべり禁止で、ひたすら瞑想するヴィパッサナー瞑想コースに参加しています。
（前回の記事はこちら⇒「ヴィパッサナー瞑想センターの1日のスケジュール」）
　
　

　
　
　
寝苦しい夜…。
　
暑すぎて眠れない。
　
　
でも、クーラーなんかない。
　
扇風機はあるけれど、つけっ放しで寝ると、朝のどが痛くなっちゃうし…。
（もちろん扇風機に「おやすみタイマー」なんて言う高機能なものはない）
　
　
　
(´ヘ｀;)　う～ん、どうしたものか。
　
　
　
…みなさんは、こんなとき、どうしますか？
　
　
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わたしは現在タイのチェンマイを旅しています。
　
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今日は、暑さにお悩みの旅人の皆さんに
わたしが最近あみだした、お手軽ひんやり法をお教えしましょう♪
　
　
①まずは、スカーフ（タオルでもOK）を水に濡らします。
②それを体にかけて寝ます。　
　
　
…以上です！
　
　
　
えっと…、聞くところによると、人間というのは、
手首、足首、首など「首」と名のつく部分を冷やすと、
体温が下がりやすいそうです。　
　
　
　
わたしは、濡らしたスカーフを２枚使って、
１枚は、両腕から両手首にかけて、
もう１枚は、両足から両足首にかけて寝ています。
　
　
　
もちろん、これは、寝るとき意外にも応用が可能です。
　
　
日差しが暑い日は、
水で濡らしたスカーフを首に巻いて出かけるだけで、
体感温度が全然違います。
　
　
ぜひ、お試しあれっ！！(≧▽≦)
　
（…ってコレ、もう既にみんなやってたりして？！）
　
　
　
　
ブッダガヤの瞑想センターは暑すぎて、
わたしは、毎日この「スカーフ冷却法」を活用して寝ていました。
　
　
　
　

　
瞑想センターでは、おしゃべりはおろか、
誰かと目をあわせることも禁止されているので、
　
歩いていて、他の人とすれ違うときなんかは
目線を下に向けて、目をあわせないようにします。
　
　
…厳しいね！
　
　
　
　

　
コース中のお知らせは、このように壁に張り出されます。
　
　
　
持ってきた本を読んだり、
ノートに何かを書いたりすることも禁止です。
　
　
ひたすら座禅（瞑想）だけに
集中しなければならないのです。
　
　
　
　
ちなみに、なんでおしゃべりが禁止かというと、
瞑想に対する集中力を上げるため、
というのももちろんあるのですが、
　
参加者同士が瞑想体験を話し出すと、
みんな、他の人と自分を比べ始めて
瞑想がうまくいかなくなってしまうからなんだそうです。
　
　
「さっき、瞑想中に、こんなにすごい体験をしたんだよ！」
…なんて、他の人から聞いた日には、
　
「なんだって…！
　自分は全然集中できてないのに…。
　みんなはちゃんと瞑想できてるのに、なんで自分だけはできないんだ？！
　自分なんて、最低だ…！！」って思いはじめちゃうのです…！
　
　
　
人と自分を比べ始めると、瞑想に集中することが
ますます困難になってきちゃいますからね。
　
　
　
それに、おしゃべりOKになると、
ここのルールである「嘘をつかない」という決まりを
完璧に守ることが難しくなっちゃいます。
　
　
めちゃめちゃ変な色のスカーフを巻いている外人に
「これ、超カワイイでしょ？」って言われたら
「カワイイ！」って言っちゃうもんね、わたし。
全くカワイイと思ってなくても。
　
　
…ウソをつかないのって難しいね。
　
　

　
　
「１０日間も誰とも話せないなんて、寂しいよ～！
　そんなの、絶対に自分にはできないよ…！」
と思う方もいるかもしれません。
　
　
でも、２～３日もすると、不思議と慣れてきちゃうんですよね、これが。
（おしゃべり大好きな人には、最初はつらいかもしれないけどね）
　
　
むしろ、この静かな空間が
だんだんと心地良くなってくるんです。
　
　
　
でも「おしゃべり禁止」「アイコンタクト禁止」とは言っても、
いっさい誰とも話せない、ってわけではありません。
　
　
何か健康状態に問題があったり、
悩みや疑問が出てきたときは、
いつでも先生やスタッフに相談することができます。
　
　
　
ちなみに、コース終了の前日である
１０日目の朝には、おしゃべりが解禁されます。
　
　
このとき、ものすっごい勢いでしゃべり出す人なんかもいて、
ちょっと面白いです。（抑圧されてたんでしょうね…笑）
　
　
わたしは、いつもなぜか
「もうちょっとおしゃべり禁止にしてて欲しかったな…」
と思って、寂しい気持ちになります。
　
　
誰にも気を使わず、静かに穏やかにいられる空間が
好きなのかもしれません。
　
　
　
でも、来ている人たちは、面白い人が多いので、
話してみると楽しいです。
　
１０日間も一緒にいた人たちなので、すぐに仲良くなれちゃいます＾＾
　
　
　
　

　
そんな「ヴィパッサナー瞑想センター」に、
わたしが初めて訪れたのは、４年ほど前のことでした。
　
　
はじめてインド旅行に来たわたしは
ガイドブック（ロンリープラネット）を、パラパラとめくっているとき
あるページに目が止まりました。
　
　
そこには、「ブッダガヤ」という場所で、
「ブッダが悟りを開いた瞑想法」を教える「瞑想教室」がある
と書かれていたのです。
　
　
「えっ、何それ、面白そう！！行ってみたーい (≧▽≦)♪」
　
…そんな軽い気持ちで、このコースに参加しちゃいました。
　
　
　
まぁ、そのときは、参加した人の感想を聞いたこともなかったので、
　
１０日間誰とも話せなかったり、
朝から晩までみっちり瞑想スケジュールが詰まっている
っていうコースの説明を見ても、
　
「超本格的～♪ヤバイ！悟りひらいちゃったら、どうしよ～！(≧▽≦)」
　
くらいの感じでした。マジ軽いね。。（もちろん、悟りはひらけなかったよ）
　
　
　
　
当時のわたしは、とにかく感情のアップダウンが激しくて、
いつも、将来に対して、漠然とした不安を抱えていました。
　
　
　
ちょっと嫌なことがあると、すぐに落ち込んでしまっていたし
イライラすることも多かったと思います。
　
　
　

　
でも、瞑想を始めてからは
以前に比べ、だいぶ心が穏やかになってきました。
　
　
　
嫌なことが起こったとき、前だったら、
「えー、ヤバイ！ヤバイ！どうしよ、どうしよ～！！あー、もう嫌ぁ！！！」
ってなってたのが、
　
今は、「あー、そう来たかー、ふーん、なるほどね～」って感じで、
より客観的に、その出来事を見つめられるようになったのです。
　
　
冷静に物事を見つめられると、不思議と良い解決法が思いついたりして、
そのときの出来事に振り回される、ということが少なくなってきました。
　
　
（って言っても、まだ全然振り回されてる方なんだけどね。
　これでも前に比べたら、すごくマシになったんだよ～！）
　
　
　
やっぱり、日本のようなストレス社会を行きぬくためには、
「心を静かに落ち着ける時間」を持つことって、とっても大事だと思います。
　
　
わたしも最近はちょっとサボっちゃってるけど、
以前は、毎日最低２時間は瞑想をして、心を整えていたものです。
　
　
朝起きてからと、寝る前の数分間、ちょっと瞑想するだけでも、
けっこうストレスが消えていきます。
　
　
瞑想をすると、心がスッキリして
不思議と、様々な物事に対して「感謝」の気持ちがわいてくるんですよね＾＾
　
　
　
でも、「瞑想」って言うと、アレだよね…なんか怪しい雰囲気あるよね。
なんとなく、オウム真理教っぽいもんね…。
　
　
あまり親しくない人に「わたしの趣味は瞑想です！」って言うと、
「こいつ、怪しいヤツだな…」と思われてしまうので、
「わたしの趣味は座禅です！」って、言うようにしててます＾＾
　
　
「座禅」って響きは、なんかかっこいいよね♪
　
　
　
　

　
そういえば、今回も４年前と同じ部屋でした。
　
部屋はいくつもあるのに、
なぜか、またこの部屋を与えられました。
　
　
　

　
当時と、全く変わらない部屋。
　
　
水道の蛇口が壊れていて、水が止まらなくなるところも、
全然、変わってませんでした…（笑）
　
　
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