群馬県上野村には、関東最大の鍾乳洞と言われる「不二洞(ふじどう)」があります。
不二洞の全長は、なんと2.2km! とーっても長い洞窟なんです。
今から約1200年前に発見され、群馬県の天然記念物に指定されました。
今回は、そんな不二洞への行き方や、中の様子、周辺のおすすめ観光地を紹介します♪
不二洞のアクセス
不二洞は群馬県の上野村に位置しています。
< 不二洞のアクセス >
・関越自動車道「本庄児玉I.C」から国道462号・神流川経由で約90分
・上信越自動車道「下仁田I.C」から県道45号線・湯の沢トンネルを抜けて約40分
駐車場は、上野スカイブリッジのすぐそばにある「川和自然公園(かわわしぜんこうえん)」の駐車場を利用しましょう。
ここは約100台の車が止められる広々とした駐車場です。
ついでに、すぐそばにある、高さ90m・長さ225mの巨大吊り橋「上野スカイブリッジ」も見学するのがおすすめ。
※上野スカイブリッジの詳細はこちら。
↓
上野スカイブリッジを渡った先には、山小屋風のコテージやカフェの広がる「まほーばの森」もあります。
ここにはレストランがあるので、ここでランチを食べても良いでしょう。
ちなみに我々は今回、この「まほーばの森」に宿泊しました。
※「まほーばの森」の詳細はこちら。
↓
売店で不二洞のチケットを買ったら、
案内表示に従って坂道を上り、不二洞の入口を目指します。
意外と長い坂道です。
ようやく不二洞の入口に着きました。
ドアを開けると、
120mの長い長いトンネルが待ち構えていました。
なんか…異世界に続くトンネルみたい。
長い坂道なので途中、休憩できるイスも備え付けられています。
休み休み上りましょう。
坂道なので、左右の脚の長さが違う
トンネルの突き当たりにあるドアを開けると
ついに洞窟が、その姿を現しました。
不二洞の中はこんな感じ
正面にある螺旋階段(148段)を上っていくと
広い空間にたどり着きます。
「雲上の景」
「悠久の滝」など各ポイントに名称がついていました。
なんでも、その昔、地元のお坊さんが探検したことから、仏にまつわる名前がついているそうです。
ここはお坊さんの修行の場だったのですね。
現在でも洞内45か所には仏にちなんだ名称が付けられているのだとか。
さらに階段を上がりましょう。
不二洞は、石灰岩の大地を雨水や地下水が侵食し、溶かすことで出来た鍾乳洞です。
約200年前、集落に疫病が流行った際、お坊さんが洞内で祈願したところ、疫病がおさまったそうです。
その後、二度と災いが起きないよう、この洞窟の名前を「不二洞」にしたのだとか。
不二洞見学の服装は?
階段を上っていたら、徐々に汗が出てきました。
洞窟の中の気温は、夏も冬も10℃前後。夏は涼しく、冬は暖かいのです。
服装としては、秋に着るような服がちょうどいいかもしれないですね。
私は暖かいコートを着込んでいたせいで、途中からはかなり暑かったです。
ちなみに、靴はスニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。
(後述しますが、ヒールをはいていくと、帰り道がつらいです。)
なお、不二洞は屋内の観光スポットなので、寒い日も、暑い日も、雨の日も天候を気にせず楽しめるところが嬉しいポイントです。
※冬に不二洞へ行く場合、寒い屋外から、急に暖かく湿気のある洞窟内に来るため、カメラのレンズが曇りやすいです。一眼レフを持っていく方は、レンズ拭きが必須です。
不二洞内部の見どころ
不二洞の内部は、LEDライトでライトアップされている箇所があったり、
トンネルのようになっている箇所があったり、
3mを超す大石柱「灯の柱」があったり…と、見どころが豊富です。
特徴的な鍾乳洞には、案内板がつけられています。
「閻魔の金剛杖」と名付けられたこちらの石柱は、7回なでて願をかけると、願いが叶うんだとか。
まるで迷路のような洞窟。
頭をぶつけそうところもあるので、頭上には注意しましょう。
また水たまりがあったり、滑りやすいところもあるので、足元にも要注意。
それにしても…自然の作り出す造形は面白いですね。
鍾乳洞は1cm伸びるのに、約100年かかるそうです。
何千年、何億年という長い長い歳月をかけて、
このように形作られていったのですね。
一番奥まで進むと、広い空間が広がっていました。
天井を見上げると、遠くに穴が開いています。
なんでも昔、この穴から洞内にヒグマが落ちたんだとか。
最後の階段を上がると、
雄大な山々の景色が迎えてくれました。
これにて探検終了…と思いきや、意外とここからが怖いんです。
危険な帰り道
不二洞を出た我々を待ち受けていたのは、急な階段と
斜面に取り付けられた細い歩道。
足元はこんな感じなので、なかなかのスリルです…!
高所恐怖症には、ちょっと辛いかも…?
しかも、けっこう長い。
やはりハイヒールでは無理そうです。
歩きやすいスニーカーで来ることをおすすめします。
< 不二洞 観光情報 >
・住所 : 群馬県多野郡上野村川和665
・電話 : 0274-59-2146
・時間:9:00~17:30。冬季は10:00~15:00(いずれも入場券の販売は終了時間の1時間前まで)
・休み : なし(気象条件によっては臨時休業となる場合もあり)
・料金 :大人 800円(まほーばの森に宿泊すると、100円割引で700円になる)、小中学生 500円
・所要 : 約40分
不二洞周辺のおすすめ観光スポット
不二洞周辺のおすすめ観光スポットは、やはり…
全長225メートルの歩行者専用巨大吊り橋「上野スカイブリッジ」。
春から秋にかけては、橋の上からシャボン玉が飛ぶので、幻想的な雰囲気を楽しめます。
温泉好きなら、美人の湯として知られる「浜平温泉 しおじの湯」もおすすめです。
その他、不二洞周辺の観光スポットはこちらの記事にまとめました。
↓
不二洞は冒険気分を味わえるワクワク観光スポットなので、上野村を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。
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書いている人
りりー
予算99万円・約7カ月で世界一周した格安旅行情報ブロガー。
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