旅行記ブログ:りり記

テカポ湖で最高の星空を見るコツ!行き方&ベストシーズンも徹底解説

公開日:2020/1/30 

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ニュージーランドには、「世界一星空が綺麗」と言われる場所があります。

それがこちら…

テカポ湖」です。

実際、テカポ湖の星空を目にして思いました。


めっっっっっちゃくちゃ綺麗…!!!!!

というわけで今回は、

  • なぜテカポ湖の星空はこんなにも美しいのか?
  • テカポ湖へは、どうやって行くのか?
  • テカポ湖のおすすめ星空観賞スポットはどこか?

…などなど、私がテカポ湖へ行く前に知りたかった全ての情報を、徹底的にまとめてみました!

興味のある所だけでもどうぞ~。

※テカポ湖のおすすめ星空撮影スポットだけ知りたい方は、こちらまで飛んでください。

この記事は、ご覧のスポンサーの提供でお送りします。
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テカポ湖への行き方

テカポ湖は、ニュージーランド南島のちょうど真ん中あたりに位置しています。

南島最大の都市・クライストチャーチからは、車で3時間ちょっとの距離にあります。

テカポ湖は大きな街と街を結ぶ国道沿いにあるため、とてもアクセスしやすいです。

(実際、星空が有名になる前は、トイレ休憩の定番スポットだったとか)

クライストチャーチやクイーンズタウンからは、バスで行くこともできます。

ただ、バスの本数が少ないので、短期旅行の場合はツアーの方がです。(私が行ったツアーはこちら

テカポ湖って、どんなところ?

テカポ湖の周辺は晴天率が高く空気も澄んでいるため、星空観賞に最適のスポットと言われています。

テカポ湖のあるテカポ湖村は、人口500人弱小さな村なんですが、

夏の観光シーズン(12~2月頃)には、多い時で1日5,000人もの人々がこの村を訪れるのです。


レストランやお土産物屋さんがあるのは、こちらのメインストリート。


まあ「メインストリート」といっても、3分ほどで歩き終えてしまうような短い通りなんですが。


メインストリートを過ぎ、テカポ川にかかる橋を渡って、


しばらく進むと


とっても可愛らしい教会がありました。


善き羊飼いの教会」です。

善き羊飼いの教会


テカポ湖畔にポツンと立っているこちらの教会は、1935年に建てられたもの。


ヨーロッパからの開拓民が周辺の石を集めて作った教会です。


ここ、シンプルながらも趣があって、どの角度から見ても、絵になるんですよね~。


さすがニュージーランドを代表するフォトスポットだけあります。


実はこの教会、中に入ることもできるんです。


教会内部の大きな窓からは、テカポ湖やアルプス連峰が一望できます。その美しさは、まるで絵画のよう…。

※教会内部は撮影禁止のため、外から望遠レンズで撮った写真しかないのですが、教会の中に入ると、窓から湖が見えます。

教会の中はとても静か落ち着きます

ここでひたすら、ぼーっと湖を眺めていたい…そんな気分になる教会でした。


ちなみにこの教会では、結婚式を挙げることもできるそうです。

※「善き羊飼いの教会」での結婚式:挙式だけなら、NZ$1,200(9.3万円ぐらい)みたいです。ドレスやヘアメイク、カメラマンなど、別途いろいろ手配することを考えると、日本のツアー会社を通した方が楽だと思いますが、英語が堪能な方だったら自分で手配することもできそうです。

なお昼間はツアー客で混みあうため、静かな時間を楽しみたいなら、朝早い時間か夕方に行くのがおすすめです。

(ただし、教会内部に入れるのは16時か17時までです)

善き羊飼いの教会 観光情報

・住所:Pioneer Dr, Lake Tekapo 7999
・時間:10~4月は9:00~17:00、5~9月は10:00~16:00
・休み:無し(冠婚葬祭を除く)

テカポ湖

教会を出ると、

目の前には美しいテカポ湖が広がっています。

テカポ湖は南北に約30㎞細長い湖で、面積は83平方キロメートル、最大水深は120メートルほど。


なんとも美しいミルキーブルーの湖です。


この湖には、氷河が削った岩石の粉が溶け込んでいるため、太陽のが当たると、こんな色に見えるのです。

ちなみに曇りの日の夕方はこんな感じ。

太陽のによって、色が大きく変化するんですね。


左手には標高1031mの山「マウントジョン」が見えます。


右手に少し進むと、犬の像がありました。


これは「バウンダリー犬の像」といって、開拓時代に活躍した牧羊犬の功績を称えたもの。


牧羊犬たちは、のない放牧地で、境界線(バウンダリー)を守って、羊の群れをコントロールしていていたそうです。


というわけで、ざっとここまでがテカポ湖周辺の見どころです。

「星空ツアー」ってどんな感じ?

テカポ湖といえば、満天の星空。

世界中の人々が美しい星空を求めて、この地を訪れます。

特に、アース&スカイ社の「星空ツアー」は大人気。

日本人が経営するツアー会社のため、日本人スタッフが日本語で案内をしてくれるのです。

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ニュージーランドは南半球に位置しているため、日本では見られない「南十字星」や「大小マゼラン雲」などを見ることができます。

でも、どれがどの星かなんて、素人にはなかなか区別がつかないですよね…。

そこで!

星について詳しく解説してくれる星空ツアーに参加してきたのです。

星空ツアーの内容

星空ツアーの所要時間は約2時間

シーズン中は、早めに予約しないと、すぐに埋まってしまいます。

私が参加した日も、22時~24時の回がすでに満席だったため、1時~3時の回に参加する予定でした。

…が、直前に空きが出て、22時からの回に参加できることに。


しかし、このお天気…。めっちゃ曇ってます。

キャンセルが出るわけだ。


星が見えるのか不安を抱えつつも、一眼レフと三脚を準備して送迎バスに乗り、アース&スカイの事務所に向かいました。


事務所は、メインストリートの近くにありました。

まずはこの中で、ツアーの説明を聞きます。

今日は曇りの予報で、風が10kmと弱いため、晴れるかどうかはわからない。

別の日に変えたり、キャンセルしたい場合は、ここで手続きができる、とのことでした。

…が、日程に余裕のない私は、ここで引き下がるわけにはいきません。

かすかな望みを胸に抱き、暖かいダウンコートを借りて、再びバスに乗り込みました。

星空観測の場所は、テカポ湖から車で15分ほどの「マウント・ジョン天文台」です。

天文台は標高1031メートルマウントジョン山頂にあるため、透明度の高い綺麗な星空が見えるのです。

※夜間はツアーに参加しないと、マウント・ジョンには入れません

テカポ湖から見えたマウントジョン


ちなみに、バスの車内が赤いのは、白いライト(=強い光)が禁止されているため。

マウントジョンには国立の天文台があるため、懐中電灯の使用も禁止されているのです。


その代わり、ツアー参加者には赤いLEDライトが配られます。(ソーラーパネルで充電できる優れモノ)

マウントジョンの山頂へ続く坂道は、街灯のない真っ暗な細い道でした。

山の中腹にさしかかると、天文台の星空観測の邪魔にならないように、バスはヘッドライトを消し、ほんのわずかな光で道を照らして進んでいきます。(けっこう怖い)

そうしてたどり着いた山頂は、文字通り真っ暗! 漆黒の闇に包まれていました。

風がないせいか、思っていたほど寒くはありません。

山頂はとても寒いと聞いていたので、かなり着込んできたのですが、今日はたまたま温かい日だったようです。

で、肝心の星は…

見えない。空は一面の雲に覆われています。

あ、でも下のほうに、雲の隙間から少しだけ星が見えました。

ほんと少しだけ。


スタッフの方が、レーザーポインターで星を示してくれたり、望遠鏡で星を観察させてくれました。

辺りが真っ暗なので、みんな赤いライトで足元を照らしている

望遠鏡から見たのは、雲の切れ間、下のほうに見えていた星(ふたご座)。

なんだかボヤッとした星でした。

低い星は外気の影響を受けてボヤッと瞬いて見えるんだとか。

星空ツアーは曇りだとどうなるのか?


あまりにも雲が多いため、いったんカフェに入ってスライドショーを見ることになりました。

少し待てば、晴れ間がのぞくかもしれません。


温かいココアを頂きながら、晴れていれば見えていたであろう星たちの写真を観察します。


北極星や南十字星の見つけ方を教わったり、星空のきれいな映像を見たりした後、再び外に出ると…


やっぱり曇ってる~。

テカポの晴天率は70%もあるというのに、なんで今日に限って曇っているのかしら!?

…と思っていたら、「晴天率」というのは昼間の晴れも含んだ確率だそうです。

昼は晴れても夜は曇っている、ということは多いんだとか。(テカポの天気は変わりやすいみたい)


それでも、目が慣れるとだんだん星が多く見えてきました。

途中、雲の切れ間から一瞬、真上に「カノープス」という星が見えました。

中国では「見ると長生きする」という伝説のある星なんだとか。

日本ではなかなか見れない星なので、たまたま見れてラッキーでした。長生きできますように…


でも、やっぱり曇り空の面積が大きいです。。

スタッフの方も説明できる星が尽きたみたいで、天文台の中を見に行くことになりました。


雲が多く、星が見えなかった日だけ、この天文台の中に入れるそうです。

天文台の中には、

ニュージーランドで最も大きい望遠鏡がありました。(晴れている日は天体観測に使われているため、曇りの日しか見ることができません)


とってもカッコいいです。


望遠鏡は反射式で、1.8mの鏡を使っているそうです。


希望者はこちらの望遠鏡の前で、プロのカメラマンに集合写真を撮ってもらえます。

(写真はインターネットからダウンロードできます)

晴れている日の集合写真は屋外で、満天の星空とともに撮ってもらえるそうです。


天文台の外に出ると、少し晴れ間が増えてきました。

ただ、やはり満天の星空には程遠く、みんなのテンションは終始低めでした。


でも星が見えなかった代わりに、非売品のDVDがもらえました。

DVDには満天の星空をはじめ、オーロラの映像や、大型望遠鏡が動く様子なども映っていました。

(※DVDは晴れた日にはもらえません


星があまり見えず残念だったのですが、


曇りの日は、観測所の中なども見学できるので、


天文観測員の仕事に興味がある方は、むしろ曇りの日のほうが楽しめるかもしれないな…と思ったのでした。

アース&スカイ 星空ツアー情報

住所:Twizel Main Street, 7945, Fairlie-Tekapo Rd, Lake Tekapo 7999
ツアーの時間:夏は22時~、冬は19時~。出発時間や本数は時期によって変わる。私が行ったとき(1月中旬)は、22時~と1時~の2回だった。
予約状況:夏場は早めの予約が必要。特に、星の見えやすい新月の日は予約が埋まりやすい。
写真撮影:星空の写真を撮りたいなら、一眼レフと三脚が必須。ツアー中は、写真撮影タイム等は設けられていないので、端っこでスタッフの説明を聞きつつ、写真を撮ると良い。撮影は自由だが、フラッシュは禁止なので注意。
事前準備:暗闇に目が慣れた状態でカメラやスマホの液晶を見ると、あまりの眩しさに目がくらんでしまうので、液晶は事前に一番暗く設定しておくのがおすすめ。(スマホは一番暗くしてもまだ明るいので、さらに暗く設定できるアプリを入れたほうがいい)

おすすめの星空撮影スポット

ツアーでほとんど星が見れず、ガッカリしてホテルに帰ってくると、


…え!? めっちゃ晴れてるやん~!!!

…というわけで、一人で深夜のテカポ湖へと繰り出しました。


橋を渡って、「善き羊飼いの教会」へと向かいます。

深夜1時ともあって、メインストリートには誰もいなかったのですが、教会の周りには10人以上の観光客がいるようでした。

…しかし、教会近くのゲートは固く閉ざされており、教会の敷地内へは入ることができませんでした。

夜間は、このゲートが閉められていた

外国人(主にアジア系の方々)はゲートを飛び越えて中に入っていましたが、もちろんそれはルール違反

私は、中に入って写真を撮っている人たちを少し羨やましく眺めつつも、「みんなー、その中には入っちゃいけないんだよー!!」と心の中で叫ぶことしかできませんでした。

…でも、ふと思い出したのです。


駐車場の脇に、教会を回り込む形で伸びている細い小道があったことを。


この小道を進むと


教会の裏、湖の近くに出られるのです。

ここなら教会の敷地外なので、立ち入り禁止エリアじゃありません。

わざわざゲートを飛び越える必要もないのです。

暗がりの中、LEDライトで小道を探し出して、教会の裏手へと進みました。事前に下見しといて良かった…。

そして三脚をセットして、撮った写真がこちら。

めっちゃめちゃ綺麗!!


満天の星空と、かわいい教会のコラボレーション…なんて絵になる景色でしょうか。


教会のゲートを飛び越えて中に入った人たちが、ときどき写真に映り込んできちゃうのは残念ですが、まあ、それはしょうがない。

そのうち、人も少なくなってくるでしょう。

せっかくなので、タイムラプス写真(静止画をつなぎ合わせて、早送りの動画にするもの)を撮影することにしました。


タイムラプスの設定をして、スタートボタンを押したら、あとは暇。

美しい星空を眺めながら、時間が過ぎるのを待ちました。

ちなみに、私が撮影していた場所はこの辺。

下は砂利道なので、座ってのんびり星を眺めたい方や、タイムラプス撮影をしたい方は、折り畳み座布団のようなものを持っていくと楽です。

直接座ろうとすると、お尻が痛すぎるので…。(短時間の滞在なら、必要ないですが)

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深夜2時半を過ぎると、観光客も数人しかいなくなり、辺りには静寂が訪れました。

天の川は、肉眼だと薄い雲のように見える

夜空をぼーっと眺めていると、流れ星がいつくも見えました。なんて素敵な場所なんだろう…。

テカポ湖の「テカポ(Tekapo)」は、ニュージーランドの先住民マオリの言葉で、「星が眠る場所」を意味しているそうです。


でも長い間、同じ姿勢でじっと星を見ていたら、だんだん体が冷えてきました。

夏とはいえ、空気の乾燥したテカポ湖は、夜になると冷え込みます

ありったけの服を着こみ、ホッカイロを貼って、寒さと眠さと闘いながら、時間が過ぎるのを待ちました。

そうして撮影したタイムラプスがこちら。

1時間半ほど撮影したのに、この短さよ…(笑)。

※星空の写真は1枚撮影するのに、15秒以上かかるので、星空タイムラプス撮影は、かなりの時間を要するのです。

でも最高に綺麗な星空が見れて、一生の思い出になりました!

ちなみに私、海外旅行中は基本、安全対策のために、夜は出歩かない派なんですが、ニュージーランドはめちゃくちゃ治安が良いので、大丈夫そうかも…と思って出かけました。

実際、何も問題はなかったのですが、いくら治安が良いとはいえ、やはり海外なので注意は必要です。

「良き羊飼いの教会」周辺は、夜でも観光客がいたので大丈夫でしたが、深夜に出かけるなら、観光客が全くいない場所には行かない方がいいと思います。

良き羊飼いの教会 撮影スポット

・場所:駐車場の左手から細い小道を通り、教会の裏手に出たところ(赤いピンの場所)
・注意:教会周辺には照明がなく、夜は小道も真っ暗で、発見しづらいです。星空を撮りたい場合は、明るいうちに下見しておきましょう。深夜に行く場合は、周囲の人に配慮して、静かに行動しましょう。教会の近くにはトイレがないので、ホテルで済ませてきた方がいいです。

星空観賞のベストシーズンは?

星空観賞のベストシーズンといえば、空気の乾燥する「」…と思いますよね。

でもテカポ湖の場合、年中空気が乾燥しているので、夏でも冬でも星空観賞に最適なのです。

むしろ冬は寒いので、ゆっくり星を眺めたいなら夏(12~2月頃)のほうがいいかも。(夏でも風の強い日や、深夜はけっこう冷え込むので、暖かい恰好で行ったほうがいいです)

※ニュージーランドは南半球に位置しているため、季節は日本と逆になります。(日本が冬の時期、ニュージーランドは夏です)

安く行きたいなら冬がおすすめ

少しでも旅費を安くしたいなら、オフシーズンとなる冬場(6~8月)に行くのが良いでしょう。

夏はハイシーズンなので、旅費が少し高くなったり、ホテルが早めに埋まりやすかったりするのです。

ちなみに、のニュージーランドは日が長いので、暗くなって星が見えるようになるのは、22時過ぎになります。

なので、ゆっくり星を見ようとすると、どうしても寝るのが遅くなってしまうんですよね。

(実際、私が寝たのは3時半過ぎでした。星空ツアーに参加した後、星空タイムラプス撮影をしていたので…)

その点、なら17時過ぎには暗くなるため、星空鑑賞を早くスタートできます。

これなら星をゆっくり見たとしても、寝る時間がたっぷり確保できますね。

また夜の長い冬の方が、オーロラを見れるチャンスも多いのだとか。

春の終わり頃(11月下旬〜12月初旬)に来れば、美しいルピナスの花を見ることもできるそうです。

テカポで人気のレストラン

テカポ湖で最も人気のあるレストランといえば、こちらの


湖畔レストラン」です。


19時頃訪れると、すでに予約で満席でした。

※夕飯時は事前に予約しておかないと、すぐに入れないそうです。(席だけでも予約できます)


メニューを見ると、日本語が書いてありました。

…そう。ここは日本食レストランなのです。


店員さんも日本人や、日本語のできる外国人が多いです。


注文を済ませ、窓から見えるテカポ湖をしばらく眺めていると


来ました! このレストランで、一番人気の「サーモン丼」です。

サーモン丼:NZ$22(約1,700円)


このサーモン、厚みがあって、すっごく美味しいんです!

テカポ近郊でとれた新鮮なサーモンを使っているのだとか。


サーモンの下には、卵焼きが隠れていました。


美しい湖を眺めながら味わうサーモン丼は、格別でした!

湖畔レストラン 情報

・住所 :6 Rapuwai Lane, Lake Tekapo 7945
・電話 :(+64) 03-680-6688
・メール:kohan@xtra.co.nz
・休み :なし(冬季休業あり)
・時間 :11時~14時、18時~21時(日曜はランチタイムのみ)

テカポ湖が綺麗に見える絶景スポット

太陽の光が差し込むと、ターコイズブルーに輝くテカポ湖。


そんなテカポ湖を眺める絶景スポットがあります。

それがこちらの


マウントジョン山頂

「マウントジョン」といえば…そう、星空ツアーで訪れた場所です。

このマウントジョン、昼と夜では全然違う景色が見られるのです。

マウントジョンはテカポの村から、車で15分ほどの距離にあります。

(私有地のため、レンタカーで訪れる場合は、車1台につき8ドルの通行料が必要です)

テカポの村から歩いて行く場合、所要時間は1時間ほど。

頂上で少しゆっくりすることも考えると、往復で3時間ほど見ておくと良いでしょう。


マウントジョンの山頂は標高1031m

テカポの村が標高710mなので、高低差は300mほどです。


マウントジョン山頂には、丸いドーム上の建物が5つあります。


ここには、星空ツアーで見た望遠鏡が入っているのです。

星空ツアーが曇りの時だけ見られる巨大望遠鏡


こちらのガラス張りの施設は「アストロ・カフェ」。

星空ツアーで、ホットココアを飲みながらスライドショーを見た場所です。


カフェの前には、テカポ湖の絶景が広がっていました…!


…なんと美しい湖でしょうか。。


坂道を少し下ると、


最高のフォトスポットがありました。

イェーイ!


マウントジョンに行ったら、ぜひここで写真を撮ってみてくださいね^^


いやーそれにしても、昨夜訪れた時とは全く雰囲気が違います。


…というか、昨夜は真っ暗すぎて、ほとんど何も見えなかったので、ようやくマウントジョンの全貌がつかめた気がしました。


ちなみにカフェの裏側にあるこちらの平原では、昔「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影が行われたそうです。

アース&スカイ社のスタッフも、エキストラとして参加したのだとか。


せっかくなので、こちらの「アストロ・カフェ」でランチを頂くことにしました。


ショーケースには、美味しそうなケーキがずらり。


サンドイッチやクロワッサン、パニーニ、ベーグルなどの軽食もそろっています。

この辺りの名物はやはりサーモンとのことなので、私はサーモンベーグルを注文しました。

サーモンベーグル:NZ$13(約1,000円)


カリッとしたベーグルの中に、身のしまったサーモンとたっぷりの野菜が入っていて、とても美味しかったです。

ニュージーランド名物のキャロットケーキもありました


美しい湖を眺めながら、ホッと一息つくのにおすすめです。

アストロカフェ 情報

・住所:Godley Peaks Rd, Lake Tekapo 7945
・時間:夏は9:00~18:00、冬は10:00~17:00
・休み:無し
・メモ:キッチンがクローズするため、温かい食べ物の提供は15:30(冬は15:00)まで。飲み物やサンドイッチ、ケーキ等は、キッチンクローズ後も注文できる。

テカポ湖のおすすめホテル

テカポで一番人気のホテルといえば、こちら。

ペッパーズ・ブルーウォーター・リゾート」です。


広々としたリゾートホテルで、メインストリートからは徒歩3分ほどの静かなエリアにあります。


客室は2階建て。


私の泊まった部屋は、ドアを開けると


中にもう一つドアがあり、1階と2階の部屋に分かれる作りとなっていました。


部屋はブルーを基調とした爽やかな内装。


テレビや


冷蔵庫


アイロン、ドライヤーなども整っていました。


レイクビューの部屋ではなかったのですが、


建物の間から、ちょっとだけテカポ湖を望むことができました。


海外のホテルにしては珍しく、


バスタブの付いた部屋でした。


シャンプーや石鹸、保湿クリームなども揃っています。


朝食バイキングも種類豊富。


窓からの眺めも最高でした。


とても人気のホテルなので、予約は早めがおすすめです。

ペッパーズ・ブルーウォーター・リゾート 宿泊情報

・住所:State Highway 8, Lake Tekapo, South Island 7945
・時間:チェックイン14時から、チェックアウト10時まで
・メモ:無料Wi-Fiあり。ただ部屋によっては電波が弱いかも。
・ホテルの詳細:こちら

テカポの星空が綺麗な理由

それにしても…テカポの星空は、なぜこんなにも美しいのでしょうか?

その美しさの秘密…それはテカポ湖の置かれている環境が大きく影響しています。

まずテカポ湖の晴天率が高いのは、周囲を山々に囲まれているから。

山が雲を遮ることで、1年中空気が乾燥するのです。


そしてテカポの周囲100キロには大きな町がありません。そのためテカポ湖は夜の闇も深いのです。

テカポの村自体も、綺麗な星空を守るための工夫をしています。

光が上の方にいかないよう、街灯は低い位置に下向きで設置し、上にはをかぶせているのです。


マウントジョン山頂からテカポの村を見下ろすと、全体的にオレンジの光が目立ちました。

これは、光害を軽減できるナトリウムランプを、街灯に使用しているから。白い光より、赤い光の方が弱いんですね。

実際、町明かりより、車のヘッドライトのほうが明るかったです。

他にも、テカポでは高い建物が建てられなかったり、反射率の高い家は建築が禁止されていたり…と、きれいな星空を守るための条例がたくさん定められているのです。

世界一の星空を目指すべく、さまざまな工夫がされているのですね~。

星空が「世界遺産」になる!?

現在では世界中から観光客を集めるほどの一大観光地になりましたが、テカポ湖の星空は昔から有名だったわけじゃありません。

もともと村の人たちは、この星空が当たり前すぎて、全く価値を感じていませんでした。

2000年には、人が集まるようにショッピングモールを作ろうという計画もあったのです。

そんな計画に反対したのが、日本人の小澤さん(現在のアース&スカイの社長)。

テカポ湖で星空ガイドをしていた小澤さんは、「この星空こそが、テカポの一番の魅力だ」と主張し、ショッピングモールの建設に反対しました。

しかし、小澤さんの主張は村人に受け入れられず、彼は孤立無援の活動を続けることになります。

そんなとき、リーマンショックによって、ショッピングモールの開発計画が立ち消えになったのです。

小澤さんは、みんなでテカポ湖の星空守るために目標を作りました。それが「星空を世界遺産にする」ということ。

所有者の存在しない空は、ユネスコでも申請を受け付けていないため、星空を世界遺産にするのは簡単なことではありません。

しかし小澤さんの熱意に動かされた村人たちは、テカポの星空を守る活動に協力してくれるようになりました。

テカポ湖の星空を世界遺産にするための活動は、これからも続いていくことでしょう。

テカポ湖近くの「プカキ湖」とは?

テカポ湖からマウントクックに向かう途中に、「プカキ湖」という湖があります。

知名度は低いですが、実はこのプカキ湖、テカポ湖に負けないくらい大変美しい湖なのです。


ほら、この色。なんて美しい水色でしょうか…!!

テカポ湖と同じく「氷河湖」なので、氷河が削った岩の粉が湖に溶け込んでいるんです。

その粉が太陽の光を浴びることで、こんな綺麗な色に輝いて見えるんですね~。

しかも天気が良ければ、

ニュージーランドの最高峰・マウントクックも望むことができるんです。


美しい湖と、カッコいい山のコラボレーションは最高です。


テカポ湖より人が少ないため、のんびり過ごすことができます。

おまけ

プカキ湖からマウントクックに向かう途中に、

とっても素敵なラベンダー畑がありました。


イスや


ブランコなど


インスタ映えするポイントがたくさん…!


ラベンダーのアイスクリームも販売していました。


ラベンダーが咲いているのは1月中だけみたいなので、もしタイミングが合えば立ち寄ってみてください。

さて。

プカキ湖を右手に眺めつつ、車を走らせます。

次に、目指すのは

あの山…!!

次回「初心者におすすめ!マウント・クックの超絶景トレッキングコースを歩いてみた」につづく。

今回の旅行は、エス・ティー・ワールドさんのニュージーランド・ツアーに参加しました。(対応がとても丁寧な旅行会社なので、おすすめです)

> 私が参加したツアーはこちら

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