旅行記ブログ:りり記

小笠原水産センターの小さな無料水族館に行って、アカバの歯磨きしたよ

公開日:2013/12/23 

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小笠原の無料観光スポット「小笠原水産センター」には、小さな水族館があります。

※小笠原旅行記を最初から読みたい方はこちらからどうぞ。
 ⇒「小笠原諸島に行くならツアー?小笠原を安く楽しむ小笠原旅行のコツ☆
 


アカバの歯磨き

小笠原水産センターの一番の魅力は、アカバ(アカハタ)という魚の歯磨きができることです。
 


 ↑
昨日食べてしまったアカバ。美味しかったな。。

 

アカバのいる水槽は、

門を入ってすぐ右手にあり、

魚の歯の磨き方ガイドと、

長い棒の先に歯ブラシがついたものが置かれていました。

 
ゆっくりと歯ブラシを水槽に入れてみると…

すぐさまアカバが口を開けてやってきました。

…か、かわいい(*´▽`*)
 
 

「俺も磨いてくれぃ!」「私も!私も!!」って感じで、次から次へとアカバが寄ってきまます。

 

歯やエラを優しく磨いてあげると、とっても気持ち良さそうにしていました。かわいすぎる…。(≧▽≦)

 

実は、このアカバ(アカハタ)って、メスで生まれてきて、成長とともにオスに変わるんだそうです。

 
つまり、子どもの頃はみんなメス。女から男に変わるときって、どんな心鏡なんだろうか…。

 
※「アカバの歯磨き」は、朝イチで行くのがオススメです。午後に行くと、みんながたくさん歯磨きした後なので、アカバも飽きちゃって近寄ってきてくれないそうです。
 

小笠原のミニ水族館「水産センター」

水産センターの中は、ミニ水族館のようになっていて、小笠原周辺に生息している魚たちを見ることができます。(入場無料)
 

ふわふわクラゲに、

チョウチョウウオ。

 

ハタタテダイ。

 

前から見ると、なかなか愛嬌のある顔をしてるのね。

 

カサゴ。

 

この綺麗な背びれには、があるそうです。

 

これは、小笠原でよく見られるサメ「ネムリブカ」

 

おとなしいサメなんだって。

 

 

 

 

この子、ずーっとわたしにガンつけてきて、ちょっと怖かった。

 

でも、よく見るとかわいい。

 

こういう顔のおじさんいるよね。

 

< 小笠原水産センター 情報 >


・住所:東京都小笠原村父島字清瀬
・電話:04998-2-2121
・営業:8:30~16:30
・休み:なし(水槽の掃除や消毒時は、一部見学できない場合あり)
・料金:無料
・メモ:月、水、金曜日の15:30~16:00に行くと、餌付けの様子を見られるらしい

ぜいたくな時間の過ごし方

天気予報では、雨の予報だったのに

外には、気持ちの良い青空が広がっていました。

 

お気に入りのコペペ海岸でのんびりした後は、

 

おしゃれカフェでお昼ご飯♪

 

まずは、付け合わせの小鉢(きのこ)とパパイアの漬物。パパイアは、たくあんみたいな味でした。

 

そして、海鮮丼(1,000円)と

 

塩豚丼(1,000円)を半分こ。

 
小笠原は、物が手に入りにくいせいか、全体的に物価が高めです。
 

スーパーをのぞいてみたら、野菜やお肉は、東京のスーパーの1.5倍くらいの値段でした。
 
 
家賃も、東京の中心部と同じくらいするんだって。小笠原は住宅の数が限られている分、供給が需要に追いつかなくて、家賃が高くなっちゃうのかもしれません。

境浦海岸の沈没船とサメ

午後は、大村(父島中心部)からバイクで10分ほどの距離にある「境浦海岸」へ。

ここは、沈没船が沈んでいることで有名です。

船の周辺にたくさんのがいるらしく、絶好のシュノーケリングスポットになっているのです。


 ↑
これが、沈没船。

 
ここはサメの生息地でもあるらしく、運がよければサメと出会えるそうです。

サメと言っても、人食いサメじゃなくて、「ネムリブカ」という種類のおとなしいサメ。襲われる心配はありません。


 ↑
午前中、水族館で見たやつです。

 
沈没船に、サメ…!なんと最高なシチュエーションでしょうか!これは、もう泳ぐしかありませんっっ!!!(≧▽≦)
 
早速、シュノーケリングセットを装着して、海の中へ。

沈没船までは、少し距離がありそうな感じです。

でも、こう見えてもわたし、泳ぐのは得意なのです。なんせ昔、スイミングスクールに通っていたこともあるので。(*´▽`*)v
 
 
わたしは、ちょっぴり冷たい海にゆっくりと入り、沈没船を目指して泳ぎはじめました。
 
海の中では、ときどき小さな魚とすれ違いました。わたしは、「いつサメに出会うだろう…!」とドキドキしながら、ひたすら泳ぎ続けました。

すると、目の前に、見たことのある生き物が現れました。
 

…!!

 

…く、クラゲー!!!(;゚□゚)キャー!!
 

うわー!!刺されたら、どうしよう…!!

…でも、沈没船サメもこの先にあるんだから、頑張って進まなきゃ!!でも怖い、どうしよう…!!

 
 
…とか迷うことなく、一瞬で身をひるがえして帰りました。クラゲ、怖いからねー( ̄▽ ̄;)

それに、沈没船が意外と遠いから、たどり着くまでに、溺れそうな気もしたし。マスクにやたら水入ってくるし!
 
…えーっと、泳ぎが上手くなってから、出なおすことにします!!( ̄▽ ̄;)

小笠原で、最後の晩餐

やっぱり…

今日も、夕日は見れませんでした。

でも、きれいな雲…♪

 
小笠原での最後の晩餐は、

父島の人気店、「茶里亭(チャーリーてい)」へ。
 

お客さんでにぎわう店内。

まずは、フルーツジュースで乾杯☆

カラッと揚がっていて、中はシャキシャキの四角豆の天ぷら(700円) に始まり、

ムロあじのたたき(700円)

鶏手羽先島ラー油がけ(750円)など、小笠原の名物料理に舌づつみをうちます。

 
美味しい~!小笠原、最高~!!(≧▽≦)
 

サウジアラビア人の驚くべき年収とは?!

今夜は満月。

夏の夜のような、いつまでも外にいたくなるような、生温かい素敵な夜だったので、ちょっと寄り道して…
 
 

「トビウオ桟橋」というところに来ました。

 
 
実はここ、夜になると「サメ」が出るらしいのです。
 
 

どこかな~?どこかな~?

あっ!!

けっこうでかい…!

サメは、ゆっくり堂々と泳ぎまわっていました。

しばらく見入っていると、ひとりの外国人が近づいてきました。

 
「こんばんはー」と挨拶をすると、彼は「こんばんはー!サメいる?」と人懐こい笑顔を見せました。

 
彼は、イスラム教の聖地であるメッカ出身のサウジアラビア人だそうです。
 
 
唯一、知っているアラビア語で「サラーム・アライコン!(=こんにちは)」と挨拶をすると、たいそう喜んで握手を求めてきました。

 
そして、「おなり寿司食べる?」と言って、いなり寿司をくれました。
 
(…惜しい!おいなりさんといなり寿司が混ざったのかな?)

 

 
わたしは、突如現れたこの謎の外国人に興味深々でした。なんせ、サウジアラビア人に会うのは彼が初めてだったので。

 
実は、サウジアラビアって、そう簡単には行けない国なんですよね。外国人には、なかなかビザが下りない国なのです。なんでもイスラム教徒しか行けない国なんだとか。

 
彼の出身地であるメッカと言えば、イスラム教最大の聖地です。

 
イスラム教徒は1日に5回決まった時刻になると、メッカの方向に向かって3度礼拝を行わなければなりません。また、全てのイスラム教徒は、一生に一度はメッカに巡礼に行かなければなりません。それほど、イスラム教徒にとってメッカは特別な場所なのです。

 
巡礼の時期になると、メッカには毎年200万人以上のイスラム教徒が、世界中から訪れるそうです。

 
そういえば、世界一周中にエジプト(イスラム圏)に行ったとき、テレビの映像で四角い箱みたいな建物の周りを、大勢の人がぐるぐる歩いている変な映像が流れていたのですが…

 


 
この場所が、かの有名なメッカだったとは…!!

 

 
サウジアラビアは、石油もあるし、メッカもあるしで、ものすごい儲かっているため、国民は、国からお金もらえるらしいです。その額、なんと月100万円!!

 
「ええ~っ?!それって、生まれながらにして、年収1000万越えってことですか?!」
 
 
驚いてそうたずねると、彼は笑って答えました。
 
 
「アハハ、まぁそうだね。お金もらえるのは、二十歳になってからだけど」

 
ちなみに、何もしなくてもお金がもらえるから、みんな働かないらしいです。すごい国だなぁ…!!

その後、謎のサウジアラビア人は、「携帯なくした!」と言って、慌てて帰って行きました。なんだったんだろう…あの人?
 
次回:「小笠原海洋センターのアクセスと営業時間。亀にエサをあげたよ」へつづく。
 

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