世界一周を終えた私が、次に行ってみたかったのは、ずばり…

世界遺産の島、小笠原諸島でした。

でも実は、この小笠原。「東京都」にあるにも関わらず、交通手段は週に1便ほどの「船」のみ。

しかも、所要時間は片道24時間！！(;ﾟ□ﾟ)

…と、グアムやサイパンに行くより遠い（けど日本。しかも「都内」）なのです。

ちなみに、「東洋のガラパゴス」と称されるこの小笠原は、かつて大陸と一度も地続きになったことがないことから、動植物が独自の進化を遂げています。

今回は、そんな「秘境」とも言える楽園・小笠原諸島に行ったときの旅行記をお届けします♪

小笠原の位置や、行き方には興味がない方は、興味のあるとこだけ読んでくださいね！

（下記の目次をクリックすると、それぞれの項目に飛びます）

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なお、「小笠原に行く予定はないけど、旅行記だけ読んでみたい」という方は、こちらの旅行記から読んでみてください～＾＾♪
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小笠原諸島の一番安い行き方と料金。24時間の船旅はこんな感じ！

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小笠原の場所

まずは小笠原の位置なんですが…ずばり！！
ここにありまーす！
↓

東京都心から南へ約1,000km。

太平洋上に浮かぶ30余りの島々のことを「小笠原諸島」と言います。

あ、これでも、一応「東京都」です。

亜熱帯気候に属し、1年を通じて温暖な小笠原諸島。

主な島は、父島列島、母島列島、火山列島、聟島(むこじま)列島、西之島、南鳥島、冲之鳥島です。

観光の拠点は、東京からの船が到着する「父島」と、そこから別の船に乗って約２時間揺られた先にある「母島」となっています。

我々は、今回「父島」と、その近くにある綺麗な島、「南島」へ行って来ました☆

小笠原への行き方

小笠原への唯一の交通手段は、なんと言ってもコレ！

ドドーン！！

「船」でーす！！＼(*´▽｀*)／

小笠原には飛行場がないため、２４時間（！）もの間、船（フェリー）に揺られて行くことになります。

ちなみに小笠原諸島のうち、人が暮らすのは父島と母島のみ。

アクセスは定期船「おがさわら丸」か観光シーズンに立ち寄る豪華客船クルーズのみです。

定期船「おがさわら丸」は、東京を午前11:00に出航し、約24時間後の翌午前11:00に小笠原（父島）に到着します。

旅行のスケジュールの立て方

東京と小笠原を結ぶフェリー「おがさわら丸」（通称「おが丸」）は、だいたい６日間周期で運行されています。

そのため、小笠原に行くには、最低６日間は必要。

６日間のスケジュールは、だいたいこんな感じ。

つまり、島での滞在は、３泊４日となります。
（その間、船はずっと港に止まっています。来た船と同じ船に乗って帰るのです）

もっと長く小笠原にいたい場合は、２航海（乗って来た船ではなく、次に来た船で帰ること）にすれば、１２～１３日間、のんびり滞在することもできます。

小笠原旅行のベストシーズンは？

海で遊ぶなら、水温の高い５～１０月がベストシーズンです。

ただ、ザトウクジラを見たい場合は、１～４月が良いそう。

年末年始・ゴールデンウィーク・7～8月は、繁忙期となるため、宿や船、レンタカー等は早めの予約が必要です。

特に、お盆の時期は、混雑のピーク。

乗船券や宿は、激しい争奪戦となるそうです。

小笠原諸島への旅行は高い？

…そう。

何を隠そう、小笠原への旅費は、高いのです！！

そりゃもう、下手したら、グアムやサイパンへ行くよりも、高いのですー！！(;ﾟ□ﾟ)ｶﾞｰﾝ!!

まず「都内」だというのに、交通費(船代)だけで、往復５万円ほど。

LCC（エアアジア）を使えば、東京⇔クアラルンプール(マレーシア)が往復約４万円のこの時代に、都内の移動だけでこの価格とは、なかなかのものですよね。

あ、ちなみに、これは「２等和室」と呼ばれる一番安いクラスの値段です。
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個室で、きちんとしたベッドのある「１等室」の場合は、倍の金額。

つまり、往復で10万円ほど。
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バス・トイレ・テレビ付きの「特1等室」ともなると、往復13万円ほど。
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…とまぁ、なかなか高額ですよね。

ちなみに、１等ほどの値段は出せないけれど、みんなと雑魚寝するのはイヤ！という方は、「２等寝台」（往復で約5.6万円）がおすすめです。
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カーテンで仕切れるベッドのため、ちょっと個室風になります。

なお、一番安い「２等和室」で行きたい場合、女性だけなら「レディースルーム」に行けば、多少落ち着いて寝られると思います。

「レディースルーム」は女性限定の部屋なので、知らないおじさんに囲まれて寝ずにすむのです。（ただ人数に限りがあるようなので、船のスタッフの方に聞いてみましょう）

乗船券を購入する方法は以下の６種類があります。

※船についての詳しい情報は、こちらにまとめています。
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小笠原諸島の一番安い行き方と料金。24時間の船旅はこんな感じ！

小笠原諸島の旅費の相場

一般的な６日間の旅行の場合、先ほどの船の料金プラス、島での宿泊費(3泊)、食費、お土産代、ツアー代などがかかってくるので、一番安いクラスの船室で行っても11万円～15万円ほどになると思います。

さらに良い船室や高めのホテルを選ぶ場合は、もっと高い金額になるでしょう。

小笠原へ行くのって大変？

さて、このように書くと、「旅費も高いし、船旅も長いし、小笠原ってちょっとハードル高いな～(´Д｀；)」と思われるかもしれません。

…実に、その通り！！

旅費も高いし、長い船旅はキツいし、はっきり言って、飛行機でピューンと行ける安いサイパンツアーの方がラクです。やっぱり遠くの日本より、近くの海外！！

…と言いたいところですが。

実際に行ってみて思いました。

「それでも、小笠原には行く価値がある！！」と。

どこまでも透き通った綺麗な海に、

美味しい料理、

明るく優しい島の人びと。

行くまでのハードルが高いからこそ、人もそれほど多くなくて、のーんびりできます。

シーズンによっては、綺麗なビーチをひとり占め…なんてことも♪

いくら綺麗なビーチでも、人がゴチャゴチャあふれ返っていたら、落ち着いて過ごせないですもんね。

（もちろん、ハイシーズンは小笠原も多少混みあうかもしれませんが）

…では、そんな小笠原へ、できるだけ安く行く方法もご紹介しときましょう♪

小笠原に安く行くには？

小笠原旅行に行く方の多くは、乗船券と宿泊代がセットになった「おがまるパック」に申し込んで行くのではないでしょうか？

この「おがまるパック」は、

…がセットになっていて、6.9万円～と、なかなかお得なセットとなっています。

ただ、宿が限られているため、ハイシーズンは、人気の宿から予約が埋まってしまいます。

*：おがまるパックの宿の一覧はこちら

実は、私も予約するタイミングが遅かったせいで、希望の宿を予約できず、このパックをあきらめたんです。…が！

意外とこれが正解でした♪

というのも、「おがまるパック」で予約すると朝夕・食事付のプランになるため、お得ではあるんですが、外食の機会が減ってしまうんですよね。

私達の場合は、いろんなお店のご飯を楽しみたかったので、素泊まりOK（食事なしの宿泊可）の宿を調べて予約しました。

で、結果的に、毎食いろんなお店の料理を試せて、とても楽しかったです＾＾♪

なので、小笠原にできるだけ安く行きたい方は「おがまるパック」を早めに利用するか、安く泊まれる素泊まりの宿を調べて、予約するのがオススメです。

小笠原のホテル（宿）の選び方

小笠原で宿を選ぶときは、できるだけ船着場の近くである「大村」地区にある宿にすると、良いです。（特に、外食したい場合）
↓

レストランやスーパーなどは、この大村地区に集中しているからです。

…ていうか、この地区以外はなーんにもない感じです(笑)。

（逆に、なーんにもない静かなところが良い場合は、大村以外のエリアでも良いんですけどね）

ホテル（宿）の宿泊費、相場

小笠原の宿の値段は、

というのがだいたいの相場です。

…まぁ、そんなに安くはないですよね。

でも、安く抑えたいからって、キャンプ場を探してもムダ！

そんなの小笠原にはありませんっ！！

なぜなら、小笠原ではキャンプや野宿が一切禁止！！だから。

そのため、事前にちゃんとした宿を予約しておかなければなりません。
（まぁ、私も最初、キャンプ場探したんですけどね。笑）

あ、一人旅の方で安い宿がいい方は、ドミトリーで良ければ、4,000円前後の宿もあるようです。

※小笠原の宿は、こちらで検索できます。また楽天トラベルにも、いくつか小笠原の宿が掲載されています。

小笠原は客室数の少ない宿が多いため、繁忙期は特に、早く予約が埋まってしまいます。

私達が行ったのは10月だったのですが、予約した船が、たまたま大島に寄る船便で、大島からの団体客が来るとかで、数週間前に予約の電話をしたときには、既に「満室」という宿が多かったんです。

結局、何件も電話をかけて、ようやく予約できた宿がこちら、

民宿「がじゅまる」です。

こちらの宿は、港のすぐそばにあって、どこへ行くにも便利な場所でした。

宿のおばちゃんも優しくて、親戚の家に遊びに来たようなアットホームな良い宿でした。

しかも、素泊まりなら一人１泊5,000円という格安さ♪
安く小笠原旅行したい方には、とってもオススメです＾＾☆

小笠原に行く前にやっておくべきこと

「船」と「宿」の予約が済んだら、「レンタカー(バイク)」や「ツアー」の予約もしておくと安心です。

特にレンタカーは台数が少ないため、繁忙期は早めの予約が必須です。

小笠原には、電車なんてもちろんなく、バスも１～２時間に１本しかないので、自由に動きたいなら、小回りのきくレンタカー(バイク)があると便利です。

（レンタサイクルもあるのですが、アップダウンのある山道も多いので、すーぐ疲れちゃいます）

私は「小笠原観光」ってとこで、バイクを借りました。

2人乗りの125ccバイクが、3日間(72時間)のレンタルで、7,500円。安い！

車両保険も300円（長期レンタルは500円）で加入できます。

（ホームページで割引きクーポンをプリントアウトしていくか「ページを見ました」と言うと、10%オフで借りられます♪）

小笠原のおすすめ観光マップ

小笠原（父島）のおすすめ観光スポットをまとめたものがこちら。

（各ポイントについては、次回以降の旅行記で詳しく解説します）

なお小笠原には、24時間営業のコンビニなんてありません。

スーパーも夕方には閉まっちゃうので、買い物は早めにすませておきましょう。

小笠原の遊び方

小笠原を遊びまわるには、ツアーに参加するのが一般的です。

…などなど、小笠原には数多くのツアーがあります。

特に、シュノーケリングやトレッキングのツアー、またオガサワラオオコウモリや「グリーンぺぺ」（光るキノコ）を見に行くナイトツアーなどが人気です。

↑ グリーンペペ

私は、基本的に団体行動が苦手 マイペースに観光したい派なため、あまりこういうのは参加しないのですが、１つだけ参加したツアーがあります。

それが…

南島（みなみじま）上陸ツアー。

南島は、父島の南西に浮かぶ小さな無人島で、小笠原諸島随一の景勝地とも言われる絶景があるのです。

しかし、南島は島自体が国の天然記念物に指定されているため、

…などの入島制限があり、ツアーに参加しないと行くことができない島なのです。

そこで、こちらも小笠原観光にて、半日コース（到着日の午後のコース）に申し込んでおきました。

小笠原って、携帯つながるの？

ドコモ、au、ソフトバンクなら、つながります♪
Wimaxとかはダメです。

小笠原旅行の持ち物リスト

以下、小笠原旅行に持っていきたい持ち物を紹介します。

小笠原の気候は１年中温暖のため、基本的には夏は半そでTシャツで大丈夫です。

春、秋も昼間は半そでで大丈夫ですが、朝晩の冷え込みに備えて薄手の上着があるといいです。

冬も本土より暖かいので、薄手の長袖で大丈夫ですが念のため、厚手の上着も用意しておくと安心です。

日差しは一年中強いので、日焼けや熱中症対策はしっかりと。帽子やサングラスを持っていくと安心です。

（小笠原では繁華街以外では飲食店はないので、予備の食料を持っていくと、いざというとき便利です）

最後に

次回からは、小笠原の旅行記をお届けします♪

「おがさわら丸」の船内の様子や、小笠原の綺麗な景色、美味しいご飯に、島の見所…など、写真たっぷりでお送りするので、お楽しみに～(*´▽｀*)
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小笠原諸島の一番安い行き方と料金。24時間の船旅はこんな感じ！

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