カルフ(カルプ・Calw)は、ドイツの作家「ヘルマン・ヘッセ」の生まれ故郷として知られる町です。
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ヘッセの生まれた場所。
この町では、
ヘルマン・ヘッセ博物館を訪れたり、
かわいい町並みを楽しんだり、
黒い森を散策したりしました^^♪
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ヘルマン・ヘッセ博物館
まずは、町の中心部にある「ヘルマン・ヘッセ博物館」へ。
ヘルマン・ヘッセはドイツを代表する作家で、幼少期は「神童」と呼ばれるほどの天才少年だったそうです。
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4歳の頃のヘッセ。かわいい…
ヘッセは難関試験を突破して、エリートの通う全寮制のマウルブロン神学校* に入学しました。
*マウルブロン神学校:以前紹介したマウルブロン修道院の神学校です。詳細 → 「マウルブロン修道院の見どころ(南ドイツのおすすめ世界遺産)」
で、そこまでは良かったんですが、そのあと精神的におかしくなって、半年でその学校を脱走しちゃったそうです。
それからは自殺未遂を図ったり、職を転々としたり…といろいろあったヘッセですが、最終的に小説や詩を書いて、ノーベル文学賞まで受賞しちゃう作家になりました。
立派になったね、ヘッセ…。
少年期の様子はヘッセの自伝的小説、「車輪の下」にも描かれています。
いつものごとく、わたしは「漫画で読破」シリーズで読んだんですが、
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すごく真面目な話かと思いきや、意外とBL* 要素もあるユニークな作品でした。
*BL=「ボーイズ・ラブ」の略。男性同士の恋愛をテーマにしたもの。
ヘッセの作品は翻訳され、世界中の人々に読まれています。
日本語の本も、たくさんありました。
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逆になってる…(笑)
ヘッセは絵を書くのも好きだったそうです。
たび重なる挫折を経て、自分の道を切り開いていったヘッセ。そんな彼の作品をもっと読んでみたいな~と思いました。
特にこれが面白そう。まず、タイトルがすごい。
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『少年期から社会や人生に折り合いをつけることが苦手で、挫折を繰り返し、たびたび自殺願望やうつ状態にとらわれたヘッセが、心の苦しみからの脱出法を体験的に述べたエッセイ。ストレスに悩む現代人のための妙薬ともいえる書』とのこと。すごい説得力ありそうですね…!
ヘルマン・ヘッセ博物館の詳細
・開館時間:11時~17時(木曜は19時まで。月曜定休)
・入場料:5ユーロ。日本語のオーディオガイドもあるそうです。
・ホームページ:こちら(日本語)