モロッコの小さな村、メルズーガに着いた翌朝。

宿の屋上に行くと、
すぐ目の前に、赤土のサハラ砂漠が広がっていました。

今日は、あの砂漠に向かいます。ラクダで。

（前回の記事はこちら→マラケシュからメルズーガへの移動とメルズーガのおすすめ安宿）

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サハラ砂漠の小さな村・メルズーガ

　
メルズーガは砂漠の入り口にある村。

ここには小さな売店とお土産屋さんがあるだけで、
スーパーやレストランなどはありません。

　

宿の陽気なスタッフ・ユセフが、砂漠の人は
こういうのを巻くんだって教えてくれました。
　
　
よし、わたしも！
　
　
　

…なんか怪しい奴っぽい。
　
　
準備が整ったところで、いよいよ砂漠に向かいます。
　
ちなみに、砂漠への持ち物はこれ。
　↓

　

　

　
　
　

カメラは、砂避けのためにビニール袋をかぶせました。
（邪魔くさくなって、すぐ外したんですけどね）
　
　
　

さぁ、車に乗って、ラクダ乗り場に向かいます。
　

女一人でラクダツアー

　
オフシーズンのせいか、
ツアーの参加者は私だけみたい。
　
※ツアーの詳細は、一番下にまとめています。
　
　
…大丈夫かな！？
ガイドさん、どんな人だろう！？
　
　
　
　
　
　
　

少年でした。
　
　
少年は、私のことを「ジャパン！」と呼びます。
（日本人のことは全員「ジャパン」と呼ぶようです）

　

この子が私のラクダです。
　
　
　

よろしくね、相棒！
　
　
　
「よいしょ」とまたがると、
ラクダはガクンと立ち上がりました。
　
　
　

けっこう高い。
　
　

そして、かなり揺れます。
　
　
どれだけ揺れるかって言うと、これくらい。
　

　
　
　

うわさ通り、乗り心地は良くないです。
普通に落っこちそうになります。特に下り坂のとき。
　
　

でも楽しい～♪
　
　

絶景の中をラクダに揺られ、のんびりと進んでいきます。

　

　

砂漠はとても静かで、
風の音以外は、何も聞こえません。
　
　
　

　

一人のツアーで良かったな。
砂漠の世界にどっぷり浸れる。

そう思って砂漠を堪能していると、
少年が私を振り返り、「ジャパン！ダイジョブ？」と声をかけてくれました。

「大丈夫」と言ってほほ笑むと、
少年は「ラクダはラクダ！！」と言って、
また正面を向き、黙々と歩き始めました。

…！？？
　

またしばらく美しい景色を堪能しながら、
「ああ、来てよかったな～」と思っていると、

少年がくるりと私を振り返り、
「ジャパン！ダイジョブ？ラクダはラクダ！！」と言いました。

美しい景色
　↓
来てよかったな～
　↓
ラクダはラクダ　

…この無限ループでした。

　

赤い砂模様は、自然の作り出した芸術作品です。
　
　

遠くに団体が見えてきました。
　
　

　

　

合流。
　
　

ラクダに乗ってから１時間ほど経過したでしょうか。宿の近くに到着しました。
　
　

　

ラクダ、座り方かわいいな。
　

　
　
　
　

いかにも砂漠！な格好の人が
トカゲのような生物をつかまえていました。
　

　

　

とっても綺麗な色をしたトカゲ。金のトカゲと名付けよう。

爬虫類の苦手なわたしでも、
思わず触れたくなる、かわいらしいトカゲでした。

　
　　

　

　

夕日を見るため、砂の山を登ります。
　
　
　

　

砂漠の砂はきめ細かくて、サッラサラ！　最高のさわり心地です。
　

その分、足が砂に埋もれて登りづらいけれども。
　
　

　

　

だいぶ上まで来たぞ。

空を赤く染めながらゆっくりと沈む夕日。

帰りは、砂の上をすべるように
ビュンビュン走って駆け下りました。楽しい～♪

靴の中は、すっかり砂だらけ。

サハラ砂漠の宿

　

こちらが本日の宿です。

　
布で覆われた、手作りテント。

　
　

ここが私の部屋です。
思っていたより綺麗で快適♪
　
　

　
トイレはここ。
　↓

かなりオープンですね。
もちろん、便器なんて気の利いたものありません。
　
　

目隠し代わりに、日傘を使うと便利です。

暇だったのでキッチンに行くと、
　

夕飯の準備をしていました。タジン鍋、美味しそう！　

お腹すいたな～。じっと見ていると、　
　

お茶とピーナッツが出てきました。
　
　

ラクダ乗りの少年、今日は1日お疲れ様！

　
　

　

日が暮れて、夕飯の時間になると、
日本の女子大生２人が到着しました。
　

「ジャパン」が増えた。
　
　
　

夕食は、

スープとパン。
　
　
　

そして…
　
　

ジャーン！

タジン鍋！！
　
　

　
　

めちゃめちゃ美味しい～！！！

でもすごいボリューム。
お腹がはち切れそうでした。
　
　

食後には定番のデザート、オレンジのシナモンがけ。　
　
　

そして音楽演奏会。
　
　
外に出ると、
　

たくさんの星が輝いていました。
　

ひたすら星を眺めていると、ラクダ乗りの青年が来て、
「流れ星が５個見えたら、君にラクダを１頭あげよう」と言いました。

マ・ジ・で！？

そろそろ寝ようかと思ってたんですが、
こうなったら、流れ星5つ見るまで
意地でも眠れません！

マイラクダがいれば、砂漠も行き放題。
何としても手に入れたい…！！

寒いのをガマンして
じっと空を見上げていました。
　
　　
でも、思いのほか、流れ星が少ない。
ていうか、全然流れない。

月が昇ってきました。
　

朝日みたい。
　

結局、流れ星１個しか見れませんでした。
さよなら、我がラクダよ。。
　

ラクダツアーの詳細

・参加日：2013年3月1日(金)～3月2日(土)
・スケジュール：16:20宿を出発→16:30～17:30ラクダに乗って移動
　→夕日を見る→19時頃夕食→音楽演奏を聞く→星を観察
　→翌朝6:50朝日を見る→7:15朝食→7:40砂漠出発→8:50宿に帰る
・料金：300ディルハム(3,300円)。メルズーガの宿で予約して支払った。
・宿は意外と快適で、布団も暖かくぐっすり眠れました。
　↓

●追記
スケジュールに余裕のない方や、日本から直接モロッコに行く方は、
ラクダツアー付きの格安モロッコツアーを予約しておくのがおすすめです。

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次の記事
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サハラ砂漠・メルズーガ大砂丘で見た朝日

　
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