すっかり雲の上の世界に来てしまいました。

※槍ヶ岳登山レポートを最初から読みたい方はこちらからどうぞ。
　⇒「登山初心者だけど、槍ヶ岳に登ってきました！」
※前回の記事はこちら
⇒「槍沢ロッジからヒュッテ大槍へ　～初心者 槍ヶ岳登山レポ～」

美しい山々。

あれ？あそこに見える山は、もしや…

こないだ登った燕岳かしら？
　↓

（燕岳登山の詳細記事→「泊まって良かった山小屋１位の「燕山荘」に泊まってきました！」）

しばらく景色を堪能した後、

ヒュッテ大槍にチェックインします。

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ヒュッテ大槍を経由した理由

今回、なぜわざわざ遠回りしてヒュッテ大槍に寄ったのかと言うと、宿の予約をしていなかったからなのです。

山小屋って、少人数（4人以下）なら特に予約が必要ないところも多いのですが、ヒュッテ大槍の場合、手料理を用意する関係で、突然の来客はあまり歓迎されないっぽいんですよね～。（特にピークシーズンの週末なんかは）

でも今回は、予約をしてなくて…。（初めての槍ヶ岳登山で、計画通りに行くか不安だったのです）

だから空室状況を確認するためにも、早めにここへ来たのです。もし、満室だったら槍ヶ岳のふもとにある槍ヶ岳山荘に泊まればいいので。（槍ヶ岳山荘は予約不要。でも食事の評判があまり良くないです）

幸い空室があったため、無事チェックイン出来ました。

1泊2食で9,500円。

大きな荷物は宿に置いて、身軽な身体で再出発です！

目指すはあの山のてっぺん！

それにしても、見れば見るほど芸術的な山ですね。

ヒュッテ大槍～槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳までの道のりは、岩だらけ。

絶景。（だけど、一歩踏み外したら死ぬ）

ところどころ、道幅が狭くてヒヤヒヤものです。
　

ふと後ろを振り返ると、先ほどのヒュッテ大槍が見えました。

あー、あそこのジグザグの坂道、キツかったな～。

しばらく行くと、下の方に山小屋が見えました。

「殺生（せっしょう）ヒュッテ」です。ヒュッテ大槍を経由せず、まっすぐ槍ヶ岳へ行く方は、あそこでトイレ休憩となるのでしょうね。

※ババ平キャンプ場にあるボロ小屋風のトイレ以降は、ヒュッテ大槍（or殺生ヒュッテ）まで（約4～4.5時間）トイレがありません。

少しずつ近づいてくる槍ヶ岳。

ゴロゴロした岩場を歩いたり、

はしごを登ったり、

落ちたら死ぬ、とヒヤヒヤしたり…。

ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘への道は、両手があいてる方が楽です。大きい荷物やストックは、山小屋に置いてきて良かった。

だんだん槍ヶ岳が大きくなってきました。

左を見ると、先日登った常念岳っぽい山が見えました。

※常念岳登山の記事→「雲の上の絶景を求めて…常念小屋～常念岳山頂」

まさかの高山病！？

…それにしても、なんか静かだなと思って後ろを振り返ると、旦那さんの元気がありません。さっきまで、「チョッコレイト・ディスコッ♪チョッコレイト・ディスコッ♪」と大声で熱唱していたのに。

よく見ると、顔色が悪くて、ちょっと苦しそうな旦那さん。高山病かしら…？でもこんな時に限って、山小屋に酸素をおいてきてしまった…！(;ﾟ□ﾟ)ｶﾞｰﾝ

いったん、休んで様子を見ます。座ってお菓子を食べて、深呼吸を繰り返していると、旦那さんの顔色が良くなってきました。

少しペースを落として再出発。

よいしょ、よいしょ。

あともう少し…

着いた～！！

槍ヶ岳のふもとにある「槍ヶ岳山荘」に着きました。

ここで昼食休憩にします。

槍ヶ岳山荘での昼食

山菜うどん　1,000円

牛丼　1,000円

ご飯を食べたら、元気になった旦那さん。いわゆる「シャリバテ」ってやつだったのかしら。

※シャリバテとは
シャリ（飯）が足りなくなって、バテること。登山ではよくある症状。エネルギー不足が原因で血糖値が下がり、動けなくなってしまう状態。

トイレを済ませ、準備体操をして、いよいよ槍ヶ岳に登ろうかと思っていると、すっかり元気になった旦那さんが、白人の金髪美女に声をかけていました。日本語で。必然的に、通訳となるわたし。

「山頂に登ってる彼氏を待っている」と言う金髪美女。実は彼女も途中まで行ったけど、あまりの怖さに戻ってきたそう。とにかく斜面が急だし、クサリやハシゴがあって危険なんだって…。でも、ここまで来てこの景色を見れただけで満足、と言って彼女は笑っていました。

…そ、そんなに危険なの？マジで…？　わたしも怖かったら途中でやめよう。。

行ってきます！！

次回「槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳山頂へ！！ ～初心者 槍ヶ岳登山レポ５～」へつづく。

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