横尾から先、「登山者以外立ち入り禁止」のエリアに足を踏み入れると、

確かに、ちょっと山道っぽくなってました。

※前回の記事はこちら　⇒「登山初心者だけど、槍ヶ岳に登ってきました！」

※「槍沢ロッジ」の宿泊レポートだけ読みたい方は、こちらまで飛んでください。

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横尾～槍沢ロッジ

いまにも妖精さんが現れそうな森ですね。

キノコも多いし。

橋を渡ると、

「一ノ俣（いちのまた）」。

もう一つ渡ると、

「ニノ俣（にのまた）」。

美しい川を横目に歩きます。

最後の石段を登り終えると、

ようやく本日の宿、「槍沢ロッジ」に到着しました！

槍沢ロッジでの宿泊

早速、宿泊カードを記入して、チェックインの手続きをします。

1泊2食で9,500円。1泊1食にすると8,200円でした。

100円のセルフコーヒーもあります。

客室は2階。

指定された番号の布団へ向かいます。（基本、1枚の布団に2人で寝ます）

部屋の窓からは、美しい緑と水のせせらぎが…＾＾

ここの布団、山小屋にしては珍しくフカフカでした。（普通はせんべい布団です）

今日は、たまたま布団を干した日なのかも…ラッキー＾＾♪
…と思ってニヤニヤしてたら、同じ部屋にいたおじさんと目があいました。

「昔の山小屋は、布団なんかなかったんだよ～！」と言うおじさん。まるでわたしの心を読んだかのような発言です。何者なんだ…？

おじさんが言うには、昔（40～50年前）、槍ヶ岳の麓にある「槍ヶ岳山荘」に泊まったときは、布団なし＆床の上に直接寝ていたのだそうです。その代わり山小屋の宿泊料も安く、3,000円くらいで泊まれたんだとか。

「え、布団なしって、寒くないんですか？眠れるんですか！？」と聞くと、
「人がたくさん詰め込まれるからね。布団がなくても、人の体温で暖かかったよ」とおじさん。

知らない人たちにギューギュー挟まれて、固い床で寝るなんて…想像しただけで恐ろしいですが、昔はそれが当たり前だったんですね。山小屋に布団がある時代に生まれて良かった…！

槍沢ロッジのお風呂

そんなわけでフカフカの布団で一眠りした後は、

お風呂へ。

実はここ、山小屋にしては珍しく、お風呂付きなのです…！

入浴時間は15～18時。浴槽は少し小さめで、4～5人も入ればいっぱいです。

オープン直後（15時頃）は少し混んでます。でもあまり遅い時間に行くと、多少汚れが浮いているかも…てか、わたしも早めに（15:20頃）行ったんですが、すでに4人が入った後で、少し汚れが浮いてました。かけ流しのお風呂じゃないから、仕方ないんですよね…。ま、お風呂に入れるだけでもありがたいです。

ちなみに立て付けが悪いのか、浴室の扉は開きにくいです。ギシギシと無理やり扉を開ける感じでした。

お風呂の温度は追い焚きしたり、水道水を入れたりすれば、多少調節できるようです。シャワーがない＆石鹸等は使用禁止なので、髪や体は洗えません。でもお湯に浸かるだけで、少し疲れが取れました＾＾

お風呂から上がった後は、2階の談話室で山の本を読んだり、

また昼寝してたら、夕飯の時間になりました。

夕食

夕食はこんな感じ。

明日の朝食のお弁当もここで受け取りました。
（歩くのが遅いので、早めに出発できるようお弁当にしました。食堂の朝食は5時～。）

食後は、外で歯磨き。

歯磨き粉が使えない分、念入りに歯を磨いていたら、体がすっかり冷えてしまったのか、激しい下痢に見舞われました。4回ほどトイレと部屋を行ったり来たり。

トイレは1階、部屋は2階なので、そのたびに階段を登ったり下りたり。

ふぅ…なかなかのエクササイズでした(^_^;)

槍ヶ岳1日目のコースタイム

5:15～6:08 上高地バスターミナル　→　6:17 河童橋　→　7:19～7:31 明神館　→　8:28～9:08 徳沢　→　10:23～11:08 横尾山荘　→　12:05～12:13 一ノ俣　→　12:22 ニノ俣　→　12:56 槍沢ロッジ

「槍ヶ岳ロッジ」の評価（5点満点）

・食事：★★★
・スタッフのサービス：★★★
・部屋の広さ・快適度：★★★★
・布団の寝心地：★★★★★
・飲み水：★★★★（無料）
・コンセント：★★（充電は受付で30分100円。でも短時間なら談話室のコンセントを使っている人もいました）
・アクセス：★★★★
・その他サービス：★★★★（風呂、談話室あり）
・総合：★★★★（4.4）

明日はいよいよ、夢にまで見た槍ヶ岳の山頂を目指します！！(≧▽≦)

次回「槍沢ロッジからヒュッテ大槍へ　～初心者 槍ヶ岳登山レポ３～」へつづく。

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